DMMビットコインに登録して、早速仮想通貨を買おうと思ったんだけど、チャートと購入画面で仮想通貨の価格が違う……バグか何か?
DMMビットコイン(DMM Bitcoin)の手数料を徹底解説!取引手数料や入金にかかる振込手数料とは?

サトシくん
カネット
それはバグじゃなくて、手数料が上乗せされているんダ。取引所の手数料の仕組みはややこいしいカラネェ……。今日はDMMビットコインの手数料について解説していってみようカ!
DMMビットコイン(DMM Bitcoin)はとっても簡単に仮想通貨が買える取引所。もちろん、購入した仮想通貨を売却するのも非常に簡単です。
しかし仮想通貨取引所を利用する際に気になるのが「手数料」。DMMビットコインで仮想通貨を買う時や売る時、また入金や送金を行う時にどれくらい手数料がかかるのか気になりますよね。
ここではDMMビットコインを利用するにあたって、かかる手数料について詳しく説明していきます。
DMMビットコインを利用する際にかかる手数料
DMMビットコインの主な手数料は、以下の通り。
- 仮想通貨を取引(売買)する際の手数料
- 日本円を入金・出金する際の手数料
- 仮想通貨を別の取引所やウォレットに送る際の手数料
なお、口座アカウントの作成や維持にかかる手数料は無料です。
仮想通貨を取引する際の手数料や入出金手数料、送金手数料は通貨の種類や方法によって違います。
それぞれの手数料について、詳しく見ていきましょう。
DMMビットコインで取引(売買)する際の手数料
国内にはいくつかの仮想通貨取引所が存在しますが、仮想通貨の販売形式は取引所によって異なります。
仮想通貨取引所の主な販売形式は、販売所形式と取引所形式の2つ。それぞれの違いは以下の通りです。
・販売所…運営する仮想通貨取引所を相手に、取引所が提示する価格で売買を行う
・取引所…別のユーザーを相手に、お互いの希望をマッチングさせて売買を行う
上の2つのうちDMMビットコインは販売所形式のみの取引所。全ての取り扱い通貨が販売所形式で購入できます。
DMMビットコインで仮想通貨を売買する際、手数料はかかりません。しかし、実際は購入価格や売却価格に手数料が上乗せされています。
実際にDMMビットコインにおけるビットコインの売買価格を見てみましょう。
販売所は手数料が売買価格に含まれる

上の画像は、ある日の1BTCあたりの購入価格と、売却価格。右側に表示されているのが購入価格、左側に表示されているのが売却価格です。
【購入価格】1,713,847円
【売却価格】1,673,192円
つまり1BTCが1,713,847円で買え、1,673,192円で売れます。そして販売価格と売却価格には40,655円の差があります。
販売価格と売却価格の差をスプレッドと言い、これがDMMビットコインの利益です。販売所では手数料無料となっているものの、スプレッドが実質的な手数料として販売価格に上乗せされています。
そのためスプレッドが大きいと、その分割高になるので注意しましょう。
以上がDMMビットコインで仮想通貨を売買する際にかかる手数料です。販売所形式の場合、スプレッドが実質的な手数料となります。売買の際は、購入価格と売却価格の差をよく見比べて取引を行いましょう。
サトシくん
さっき僕が見た価格差はスプレッドのことだったんだね!この例でいくと、0.1BTCなら4065円、0.01BTCなら407円の価格差が生まれるのかな
カネット
そうだネ。スプレッドは約定金額に比例するけれど、比率としては同じだから覚えておこウ!ちなみに、スプレッドは取引所によって価格差があるけれど、何を基準にして設定されているかは明らかにされていないヨ。だから、その時々に自分で確認する必要があるヨ!
日本円の入金手数料・出金手数料
続いて、DMMビットコインで日本円を入金・出金する際にかかる手数料について詳しくみていきましょう。
入金手数料
DMMビットコインの入金方法は次の2種類。
・クイック入金
・銀行振込
それぞれの入金方法でかかる手数料について見ていきましょう。
クイック入金の際にかかる手数料
DMMビットコインでクイック入金を行う際の手数料は無料です。
クイック入金手数料 無料 |
クイック入金は、住信SBIネット銀行や三井住友銀行などのインターネットバンキングから入金する方法。クイック入金に対応した主な銀行は下記の通りです。
- 住信SBIネット銀行
- 三井住友銀行
- 三菱東京UFJ銀行
- りそな銀行
- ゆうちょ銀行
- 楽天銀行
- ジャパンネット銀行 など
DMMビットコインでは上記の主要銀行やネット銀行など、1000以上の金融機関に対応しています。
銀行振込の入金手数料
銀行振込の場合、DMMビットコインに直接支払う手数料は無料。ただし、銀行の振込手数料が別途必要です。
出金手数料
DMMビットコインで仮想通貨を日本円に換え、銀行口座に出金する際の手数料は無料です。
出金手数料 無料 |
多くの仮想通貨取引所では、出金時に300円~700円前後の手数料がかかります。何度も出金すれば大きな出費となってしまいますが、DMMビットコインなら出金手数料無料。こまめに出金したい場合など非常に便利です。
以上が、入出金の際にかかる手数料です。DMMビットコインは入金・出金いずれの場合も手数料が無料。クイック入金に対応している金融機関も非常に多いのでコストを抑えて取引が行えます。
なお、DMMビットコインの入金方法・出金方法について詳しくは別の記事にまとめています。
DMMビットコイン 入金方法
(「DMMビットコイン 出金」の別記事へリンク)
サトシくん
DMMビットコインは出金手数料が無料なんだ!ということは、ちょっと入金しすぎた時とかでも、気兼ねなく出金ができるんだね
カネット
そうだネ!あと、手数料が無料のクイック入金に対応している金融機関が多いのも、DMMビットコインのポイントだヨ!
仮想通貨を別の取引所やウォレットなどへ送金する際の手数料
DMMビットコインでは、仮想通貨を別の取引所やウォレットに送ることが可能。送金にかかる手数料は次の通りです。
ビットコインの送金手数料
DMMビットコインから別のアドレスにビットコインを送付する際、0.0008BTCから自分の好きな手数料が設定できます。(2018年3月現在)
ビットコイン送金手数料 0.0008BTC以上選択可 |
仮想通貨を送金する際、マイナー(採掘者)と呼ばれる人たちによって取引内容が正しいかどうかの確認・承認作業が行われ、最も早く承認したマイナーに報酬が支払われます。
そのため送金の際にかかる手数料はDMMビットコインが受け取るものではなく、マイナーへの報酬となるものです。また、急ぎの場合は手数料を上乗せすることで優先度と処理スピードを上げることも可能です。
イーサリアムの送金手数料
DMMビットコインではビットコインだけでなく、イーサリアムの送金も可能。送付手数料は0.001ETHです。(2018年3月現在)
イーサリアム送金手数料 0.001ETH |
ビットコインと同じく、イーサリアムの送金手数料もマイナーへの報酬として支払われます。
以上がDMMビットコインから仮想通貨を送付する際の手数料です。DMMビットコインからビットコインを送付する際、手数料を上乗せすることで処理スピードを上げられるため、急いでビットコインを送りたいときなどに便利です。
なお、送金の仕方について詳しいことは別の記事にまとめていますので確認して下さい。
(「DMMビットコイン 送金」の別記事へリンク)
カネット
イーサリアムの送金手数料は固定、ビットコインの送金手数料は、最低が0.0008BTCだヨ。ビットコインの送金手数料は、高くすればするほど送金されるスピードが早くなるんダ
モナちゃん
ビットコインは大量に取引が停滞してるって言うものね。ちなみにビットコインの送金手数料は、どれくらいに設定すれば届きやすくなるのかしら?
カネット
そうだネ……相場はだいたい0.001~0.003くらいカナ?1BTC=100万円だとすると、1000円~3000円ってとこだネ
サトシくん
1000円かぁ……結構な価格するねぇ。でも、送金手数料が高くなるくらい、ビットコインの取引が停滞してるってことだよね
その他にかかる手数料
DMMビットコインの代表的な機能を利用する際にかかる手数料について解説してきました。続いて、その他の機能を利用する際にかかる手数料について見ていきましょう。
FX取引手数料
DMMビットコインではレバレッジをかけたFX取引が可能。FX取引を利用する際の手数料は以下の通りです。
取引手数料 | 無料 |
レバレッジ手数料 | 0.04%/日 |
FX取引を行う際の取引手数料は無料。しかし、FX取引で売買した仮想通貨には日をまたぐ度に「レバレッジ手数料」が発生します。
DMMビットコインのFX取引について、詳しくは別の記事にまとめていますので確認して下さい。
(「DMMビットコイン FX・信用取引」についての別記事へリンク)
以上のように、DMMビットコインは取引や入出金にかかる手数料がほとんど無料。お得に取引が行えます。
しかし、スプレッドなど実質的な手数料には注意が必要です。売買時のコストを抑えるためにも、かかる手数料についてしっかり把握しておきましょう。
手数料について理解したら、早速DMMビットコインで仮想通貨取引を始めてみましょう!
モナちゃん
レバレッジって、証拠金を担保に大きい金額をやり取りするのよね?0.04%が毎日かかるって、1週間、2週間もすれば結構な金額になってきそうだわ
カネット
そうだネ……たとえば、100万円のポジションを持っていれば、1日に400円の手数料がかかるってコトだから、レバレッジをする場合はできれば短期間で決済してしまうのが良いヨ。ただし、仮想通貨投資初心者は損する可能性が大きいから手を出さないようニ!
手数料を抑えるにはどうすればよい?
DMMビットコインを利用する際の手数料について詳しく解説してきました。仮想通貨取引を行うなら、少しでも手数料は抑えたいですよね。ここでは、手数料をできるだけ抑える方法をお伝えします。
入出金の際に注意したいこと
DMMビットコインではクイック入金手数料が無料。しかし銀行振込の場合、利用する金融機関によっては振込手数料がかかります。
もしクイック入金に対応した銀行口座がなく銀行振込を利用する場合、小さな金額を何度も入金するよりも、ある程度まとまった金額を一度に入金した方が手数料を抑えられます。
例えば1万円だけ入金し、1万円分だけビットコインを買ったとします。その後、一時的に価格が下がり「買い増したい」と思ったら、再び入金する必要があり、その都度手数料がかかってしまいます。
特に仮想通貨は価格の変動が非常に激しいため、一気に相場が下がって「買い」のチャンスが急に訪れることが多くあります。その都度入金していると、手数料も毎回掛かってしまいます。
ですから、想定よりも少し多めの金額を入金しておくと手数料の節約に繋がります。ただし入金は、あくまで余剰資金の範囲内で行いましょう。
手数料を抑えて入金するなら住信SBIネット銀行がオススメ
仮想通貨取引を行うなら、ぜひとも口座を開設しておきたい銀行が住信SBIネット銀行です。
住信SBIネット銀行はとにかく手数料が格安。振込手数料は、以下のとおりです。
【住信SBIネット銀行の振込手数料(税込)】
振込先 | 個 人 | 法 人 |
---|---|---|
住信SBIネット銀行 | 無 料 | 51円 |
他の金融機関 | ・ランクに応じて月15回まで無料 ・回数超過分は1回154円 | 3万円未満:165円 3万円以上:258円 |
住信SBIネット銀行同士の振込は、手数料が一切かかりません。しかも、金額や時間に関係なく、いつでも何度でも手数料無料で振込できます。
また、他の金融機関への振込手数料も無料(回数制限付き)となっています。普段から振込をよく行う人であれば、これを有効活用しない手はありません。
住信SBIネット銀行はDMMビットコインだけでなく、ほぼ全ての国内取引所と提携しています。ですから、仮想通貨取引を行うならこの機会に住信SBIネット銀行で口座開設しておきましょう!
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仮想通貨の売買時に注意したいこと
仮想通貨の売買を行う際、販売所と取引所で手数料や価格が大きく異なります。特にDMMビットコインのような販売所形式ではスプレッドが含まれているため割高なことが多いです。
そのため取引所で売買を行う方が割安になりますが、取引所にはデメリットもあります。取引所はユーザー同士の取引であるため、希望の価格と数量で売りに出しているユーザーがいない場合、約定(注文が確定)しません。
しかし販売所なら、価格の急騰時や注文が殺到している時などでも確実に購入が可能。ですからスプレッドを含めた価格で購入しても得になる場合があるのです。
そのため、仮想通貨取引を行う際には複数の取引所に口座を開設し、状況に応じて取引所や販売形式を選択するのがオススメです。
なお、販売所と取引所の違いについて詳しくは別の記事にまとめています。
仮想通貨 取引所 販売所
カネット
DMMビットコインに限らずだけど、住信SBIネット銀行から入金すれば、振込手数料が無料になる取引所が多いヨ。だから、仮想通貨投資を始めるならぜひとも作っておいてネ!
サトシくん
仮想通貨投資に使わなくても、普通にネットバンキングって便利だもんねぇ。僕も住信SBIネット銀行の口座開設しとこーっと!
まとめ
DMMビットコインを利用する際の手数料について詳しく説明してきました。
仮想通貨取引にかかる手数料は1件単位で見ると少額ですが、積もり積もれば大きな出費になります。その点、DMMビットコインはほとんどの手数料が無料で、お得に取引や利用が可能。抑えられる手数料はしっかり抑えて、仮想通貨取引を始めましょう!