仮想通貨で銀行が不要になる!?仮想通貨が銀行に与える影響とは?

仮想通貨で銀行が不要になる!?仮想通貨が銀行に与える影響とは?

カネット XXX(表情名入力)カネット

仮想通貨は決済用通貨としての可能性もすごく期待されているんだケド、仮想通貨によって銀行が要らなくなるという考えがあるのを知っているカナ?

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

仮想通貨で銀行が要らなくなる?ホントかな~信じられないよ。

カネット XXX(表情名入力)カネット

サトシくんのように無くならないという意見もあって、まだまだ推論の枠を出ていないケド、今日はその話題について詳しく見てイコウ!

ビットコインなどの仮想通貨の普及によって、新しい金融の世界が始まっています。

そうした中、銀行が行っている業務や仕組みが仮想通貨をはじめとするフィンテック(FinTech)によって取って代わられ、銀行がなくなると考えている人もいるようです。

今回の記事では、仮想通貨のブロックチェーン技術などのフィンテックによって、銀行がなくなると言われるのはなぜか?

そして、逆にフィンテックが普及しても、銀行はなくならないといわれる理由について確認していきましょう。

また、銀行が仮想通貨のブロックチェーン技術を利用して、新しい独自のデジタル通貨を開発している例も紹介します。

銀行がなくなると言われる理由

仮想通貨の普及によって銀行がなくなると言われる理由を、銀行の短所と仮想通貨の長所を比較しながら確認します。

銀行には銀行員による改ざん・不正リスクがある

多くの人はなぜ、銀行にお金を預けるのでしょうか?

少ないながらも利子が付くからという人もいるかもしれませんが、大切なお金を家に置いておくのは心配で、銀行に管理してほしいからだと思われます。

これは銀行業務における“預金”と呼ばれるもので、銀行がこれまで築き上げてきた“信用”があるからこそ、成り立つシステムです。

しかし、「銀行員が不正を働き、顧客の預金を横領」というようなニュースを耳にすることもありますよね。

現在の銀行システムでは、コンピューターによるデータの記録で預金や顧客情報を管理しているとはいえ、その管理者は銀行員が行います。つまり、人によって管理されているのです。

実行することが難しく可能性は低いとしても、銀行員が悪意を持ってデータを改ざんし不正を働くことは可能といえるでしょう。

銀行が信用できると思って大切なお金を預けているにもかかわらず、このような不正が絶対にないとは言い切れないのが現状です。

要するに、銀行の業務を行っているのが“人”である以上、100%銀行を信用することは不可能だと言えます。

一方、仮想通貨のブロックチェーン技術では、取引データの記録は完全に人間の手から離れたコンピューターによって行われます。

そして、仮想通貨のブロックチェーン技術には改ざんを防ぐ機能も備わっており、外部からの改ざんも不可能とされています。

つまり、“大切なお金の管理”という目的であれば、仮想通貨のブロックチェーン技術の方が適しているというわけですね。

銀行には破綻リスクがある

銀行といえば、“安定している”というイメージを持っている人も多いと思います。「銀行に就職できれば倒産もないし安心」なんて言われることもありますよね。

しかし銀行といえども、1つの企業であることには変わりありません。経営状態が悪化して破綻ということも十分に起こりうることです。

では銀行が破綻するとどのような問題が起こるのでしょうか?

それは銀行を信用して預けていたお金が返ってこないことです。銀行には“ペイオフ制度”と呼ばれる保証制度が存在していますが、1,000万円までという制限があります。

さらに、すべての金融機関や金融商品にも適用されるわけではないというリスクも存在しているのです。

その点、仮想通貨で使われるブロックチェーン技術は、銀行のような中央管理者が存在しない仕組みのため、銀行が破綻して資金を失うようなリスクはありません。

とはいえ、580億円相当のネムが流出したコインチェック事件のように、仮想通貨取引所がハッキング被害に合うこともあります。

ただし、取引所に預けたままにするのではなく、自身のウォレットで管理していれば、このようなリスクは防げました。

今後、仮想通貨のセキュリティシステムが向上するとしても、個人での管理方法が大切という点では同じでしょう。

ビル・ゲイツも『銀行は無くなる』と明言

これまでは銀行に預けた“預金”という点で、仮想通貨のブロックチェーン技術の方が優れているのではないかと紹介してきました。

しかし最近では、仮想通貨をはじめとする“フィンテック(FinTech)”によって、銀行の“融資”という業務も取って代わられるかもしれないと言われています。

“フィンテック”とは、IT技術を金融サービスに活用する仕組みのことです。

スマートフォンを使って決済を完了できる「LINE Pay(ラインペイ)」などが例にあげられるものです。

このフィンテックによって銀行の存在がなくなるという考えを一早く述べていた人物がいます。

それがビル・ゲイツ。今や知らない人がいないと言っても過言ではない「Windows」を開発したマイクロソフト社を創業した人物です。

ビル・ゲイツは1994年に「インテュイット」という会計ソフトを開発するベンチャー企業に投資を決めたときに、「銀行機能は必要だが、今ある銀行は必要なくなる」と発言していました。

つまり、銀行が担っている仕組みをIT技術が代わりに行うようになれば、銀行という会社は必要なくなるとビル・ゲイツが考えていたことがわかります。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

言われてみれば、すでに振込とか口座振替もネットでできちゃうし、ATMで入出金もできるわよね。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

たしかに、銀行に行く機会って少しずつ減ってきているかも…。全部ネットで管理できれば、銀行の破綻リスクも回避できるもんね。

カネット XXX(表情名入力)カネット

それができるのもブロックチェーン技術があるからこそなんダ。じゃあ、今度は銀行はなくならないという意見を見てイコウ。

仮想通貨が普及しても銀行がなくならない理由

ここでは、先ほど説明した仮想通貨のブロックチェーン技術が普及しても、銀行はなくならないという意見があることを紹介します。

銀行と仮想通貨では役割が違う

銀行が現在まで行ってきた業務の担い手に取って代わる可能性が、仮想通貨をはじめとするフィンテックにはあると思われます。

しかし、そのことが直接的に「銀行がなくなる」ことにつながるかは疑問です。

というのも、銀行が積み重ねてきた“信用”というものは大きく、フィンテック企業が銀行を超える信用を得ることには時間を要するでしょう。

そう考えたときに、銀行はお金を扱う“信用できる存在”という立場は今後しばらく維持できるはずです。さらに、銀行には仮想通貨の技術を取り入れる動きもあります。

つまり、仮想通貨のブロックチェーン技術は“技術”に過ぎず、それを運用する“枠組み”としての役割はフィンテック企業よりも銀行が優れていると考えることもできるのです。

このように考えると、そもそも銀行と仮想通貨では、求められている役割、担う役割が異なっているのがわかりますね。

三菱UFJは『フィンテック革命が起きても銀行は死なない』と発言

銀行とフィンテックとの関係性については、三菱UFJファイナンシャルグループの柏木英一デジタルイノベーション推進部長も次のように話しています。

銀行がFinTech企業に全て取って代わられる世界が来るとは思っていません。思慮深いFinTech企業も、同じように認識しているはずです。それは米国でも同じでしょう。
 金融の根本にあるのは「信頼」「信用」「安心」「安全」です。社会問題にもなっているサイバーセキュリティひとつとってみても、しっかりと対処しなければなりません。マネーロンダリング対策なども必要です。
 今の金融機関は、相応のコストをかけてこれらに対応してきました。銀行員を20年以上やってきた経験上、金融は「そんなに甘い世界ではない」と私は考えています。既存の金融機関が果たすべき基本的な役割は、今後も変わらないはずです。

引用元:「FinTech革命で銀行は死なず」、三菱UFJフィナンシャル・グループの柏木氏に聞く

以上のように、金融機関のプロもフィンテックが普及しても、銀行の役割が失われることはないと、考えているようです。

銀行はフィンテックを積極的に取り入れようとしている

上では、仮想通貨のブロックチェーン技術は、あくまで“技術”に過ぎず、それを運用する“枠組み”としての役割を銀行が担うと説明しました。

実際に、銀行が仮想通貨取引を実用化する動きがあり、三菱UFJファイナンシャルグループやみずほファイナンシャルグループも独自の仮想通貨の開発を進めています。

このような銀行とフィンテックとの共存について、具体的に見ていきましょう。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

なるほど。銀行には今までお金を預けたりお金を発行してきたという強い「信頼」があるもんね。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

仮想通貨で銀行の役割は代行できるかもしれないけど、信用という面ではまだまだ銀行の方が上だもんなぁ。

カネット XXX(表情名入力)カネット

だから、最も現実的な考え方として「銀行とフィンテックの共存」があるんダ。お互いの良いところを活用し合えれば、鬼に金棒だヨネ!

銀行が仮想通貨を取り入れようとしている例

ここからは、仮想通貨取引所への出資や独自の仮想通貨の開発など、銀行が仮想通貨とどのように関わっているかを紹介します。

日本のメガバンクは仮想通貨取引所に投資している

女優の成海璃子さんがテレビCMに出演していることでも有名な仮想通貨取引所「ビットフライヤー(bitFlyey)」は知っていますよね?

ビットフライヤーには、「みずほキャピタル株式会社」や「SMBCベンチャーキャピタル」、「三菱UFJキャピタル」など、メガバンク傘下の投資会社が出資しています。

BF株主

引用元:bitFlyer株主

これはビットフライヤーに限らず、他の国内大手の仮想通貨取引所でも同様。ザイフは新生銀行からの出資を受けています。

このように、日本国内の銀行は仮想通貨取引所に出資することで、仮想通貨を敵対視するのではなく共存しようする姿勢を見せていることがわかります。

銀行の国際送金にリップルのブロックチェーンが利用される

スペインの国際銀行「サンタンデール銀行」では実際に、仮想通貨の技術の利用を開始。リップルのブロックチェーン技術を利用し、消費者向けの国際送金を銀行として初めて手がけました。

さらに、英サンタンデールでは、リップルを使用した一般顧客向けの口座取引も銀行として初めて実現しており、同様の計画が日本や韓国の金融機関でも進んでいます。

MUFGグループとみずほグループが独自の仮想通貨を開発予定

三菱UFJファイナンシャルグループ(以下MUFG)とみずほファイナンシャルグループ(以下みずほグループ)では、仮想通貨のブロックチェーン技術を利用した通貨の開発にも着手しています。

MUFGが開発を進めているのが“MUFGコイン”というデジタル通貨。2017年の5月から三菱東京UFJ銀行の行員はすでに利用を開始しているようです。

また、みずほグループもゆうちょ銀行や地方銀行と共同で“Jコイン”というデジタル通貨の開発を進めています。

このように、金融機関が開発するMUFGコインやJコインには、仮想通貨のブロックチェーン技術が応用されているのです。

カネット XXX(表情名入力)カネット

すでに、三菱東京UFJやみずほファイナンシャルグループでは、仮想通貨技術を応用する取り組みが行われてイル。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

銀行が持つ信用と仮想通貨が持つ技術が組み合わさることで、私たちの生活がもっともっと豊かになるかもしれないのね。今後どうなるのかすっごく楽しみだわ!

仮想通貨の普及で銀行は大きく変化していく

仮想通貨の普及により、「銀行がなくなる」と考える人は多くいます。しかし、仮想通貨と銀行の役割は異なるため、銀行そのものがなくなるという極端なことが起こる可能性は少ないでしょう。

しかし、仮想通貨をはじめとするフィンテックの技術によって、銀行の在り方は大きく変わることは間違いないようです。そして、フィンテックという新しい技術によって、私たち利用者にとって、便利な世界になることは間違いないでしょう。

今後、銀行が開発する新しいデジタル通貨が、ビットコインなどの仮想通貨とどのような関係性になっていくかには注目が必要です。