さて、GMOコインに登録して口座開設も完了したし、じゃんじゃん入金して仮想通貨を買っていこーっと
GMOコインの二段階認証とは?設定・解除方法、認証コードの取得方法を徹底解説!

サトシくん
カネット
口座開設ができたのはいいケド、ちゃんと二段階認証は設定しタ?アカウントを守るためにも必ず設定してネ!
サトシくん
設定しようと思ったんだけど、よく分からなかったから放置してるんだよねー。たいして資産もないし、僕のアカウントを狙う人もいないでしょ?
カネット
確かに損する金額は少ないのかもしれないケド、その考えは危険だヨ!今からGMOコインで二段階認証を設定する方法を教えるカラ、ボクが言う通りに操作して設定してネ!
GMOコインは株やFX取引で有名なGMOグループが運営する仮想通貨取引所。画面や操作がシンプルで使いやすいため、仮想通貨の知名度とともにGMOコインの利用者も増えています。
しかし、取引所の利用者が多くなればその分、悪意のあるハッカーに資産を奪われるリスクも高まります。
どれだけ取引所のセキュリティが優れていたとしても、個人アカウントのIDやパスワードが盗まれてしまえば、不正アクセスされる可能性があります。セキュリティを強化するために必ず「二段階認証」を設定しておきましょう。
ここでは、GMOコインで二段階認証を設定する方法について画像入りで詳しく解説。さらに解除方法や注意点、二段階認証の気になる疑問についても説明します。
二段階認証とは?なぜ必要?
二段階認証とはメールアドレスとパスワードに加えて、個別に発行される確認コードで認証を行うこと。二段階認証を行うことでセキュリティが大幅に強化されます。
ですから、二段階認証を設定しないまま取引所を利用するのは非常に危険。悪意のあるハッカーたちは、ユーザーのアカウントを常に狙っています。
個人アカウントを狙った不正アクセス事件は、取引所の利用者数に伴って増加。2017年には149件の不正アクセスが発生しており、被害総額は実に約6億6240万円相当にも及びます。
そして、被害にあったアカウントの8割が二段階認証を設定していなかったのです。
二段階認証を設定していない場合、不正アクセスを防ぐ方法はパスワードのみ。しかし、パスワードは変更しない限り同じものを使うため、盗まれてしまうと不正ログインを防ぐことができません。
しかし二段階認証を設定していれば、本人あてに毎回新しい確認コードが発行されます。それに万が一、確認コードが盗まれても使い回しができないため認証されず、資産を奪われる危険性が大幅に減少するのです。
大切な資産を守るため、二段階認証は必ず設定しましょう。
GMOコインの二段階認証は3種類
GMOコインでは、二段階認証の方法を以下の3種類から選べます。
- スマートフォンの認証アプリ
- 携帯電話のSMSメッセージ
- 電話の自動音声
それぞれの認証方法によって、必要なものが違います。
二段階認証を設定するために必要なもの
スマートフォンのアプリを使って認証する場合、認証アプリのダウンロードが必要。対応する認証アプリは以下の通りです。
- Google Authenticator(iOS向け)
- Google認証システム(Android向け)
Googleが提供するこれらの認証アプリはGMOコインだけでなく、ほとんどの取引所で二段階認証に対応しています。ですから、取引所ごとに認証アプリを使い分ける手間がありません。
またSMSメッセージを使って認証する場合は、受信可能な携帯電話が必要。SMSメッセージが受信できればガラケーでもOKです。
二段階認証を行うタイミング
GMOコインでは、以下のそれぞれの操作を行うタイミングで二段階認証が必要です。
- ログイン時
- 口座開設コード入力時
- 基本情報変更時
- パスワード変更時
- 日本円出金時
- 仮想通貨の送金時
上記のうち①は自由に設定・解除ができますが、②~⑥は必須の項目となります。
以上のように、GMOコインでは二段階認証はほとんどの操作で必須となりますが、ログインや取引のたびに毎回認証を行うのが最も安全。安心して取引するためにも全て設定しておきましょう。
続いて、GMOコインで二段階認証を設定する手順を詳しく見ていきましょう。
GMOコインで二段階認証を設定する方法
アプリ認証の設定方法
アプリ認証の設定方法を順番に見ていきます。
1.スマホで認証アプリをダウンロード
まずは、スマートフォンで必要な認証アプリをダウンロードしましょう。今回は、Googleが提供している「Google Authenticator」(Android版は「Google認証システム」)で説明します。
以下のリンクよりダウンロードして下さい。
・Google Authenticator(iOS)
・Google認証システム(Android)
2.GMOコインにログイン
認証アプリのダウンロードが完了したら、GMOコインにログインしましょう。そして、画面左にある「口座情報」をクリックして下さい。

クリックするとメニューが表示されます。「セキュリティ」をクリックしましょう。

その後「2段階認証」をクリックして下さい。

3.確認コードの取得方法を選択
続いて、認証方法選択画面が表示されるので「アプリ」を選択しましょう。

4.認証アプリでQRコードをスキャン
クリックすると画面にQRコードが表示されます。

ここで、先ほどスマートフォンにダウンロードした認証アプリを起動して下さい。初めに起動すると下の画面が表示されるので「設定を開始」をタップしましょう。

その後「バーコードをスキャン」をタップします。

タップすると、アプリのカメラ機能が立ち上がります。

このカメラで、GMOコインの画面に表示されているQRコードを読み取ります。画面内にある緑の四角の中に、QRコードが入るようにしましょう。
読み取りに成功すると、認証アプリの画面に確認コードが表示されます。

5.取得したコードを入力
確認コードを取得したら、GMOコインの二段階認証設定画面に入力しましょう。

そして「認証する」をクリックして下さい。
これでアプリによる二段階認証が設定できました。後はログイン時や出金時など、二段階認証を求められたとき、同じようにアプリを起動して、表示される確認コードを入力すれば認証されます。
なおQRコードを一度スキャンすれば、GMOコインの認証情報がアプリ内に保存されます。そのため、認証のたびに毎回QRコードをスキャンする必要はありません。
また、GMOコインの設定画面に表示されているQRコードは、念のためスクリーンショットか印刷したものを保管しておきましょう。
QRコードのバックアップをとっておくことで、万が一スマートフォンを紛失した場合にログインできなくなるのを防げます。
SMS認証の設定方法
携帯電話によるSMS認証の設定方法も大まかな流れは同じです。
1.GMOコインにログイン
GMOコインにログイン後、画面左にある「口座情報」をクリックして下さい。

クリックするとメニューが表示されます。「セキュリティ」をクリックしましょう。

その後「2段階認証」をクリックして下さい。

2.確認コードの取得方法を選択
クリックすると認証方法選択画面が表示されるので「SMS」をクリックしましょう。

3.SMSメッセージで確認コードを取得
クリックすると、口座開設時に登録した携帯電話番号あてに確認コード付きのSMSメッセージが届きます。届いた確認コードを画面に入力して「認証する」をクリックしましょう。

これでSMSメッセージによる二段階認証が設定完了。後はログイン時や出金時など、二段階認証を求められたときに届くSMSメッセージに記載された確認コードを入力すればOKです。
電話認証の設定方法
電話による認証も同じ流れで設定できます。
1.GMOコインにログイン
GMOコインにログイン後、画面左にある「口座情報」をクリックして下さい。

クリックするとメニューが表示されます。「セキュリティ」をクリックしましょう。

その後「2段階認証」をクリックして下さい。

2.確認コードの取得方法を選択
クリックすると認証方法選択画面が表示されるので「お電話」をクリックしましょう。

3.自動音声で確認コードを取得
クリックすると、口座開設時に登録した電話番号あてに電話がかかってきます。電話に出ると、自動音声で確認コードが読み上げられるので画面に入力して「認証する」をクリックしましょう。

これで電話による二段階認証の設定が完了です。
後はログイン時や出金時など、二段階認証を求められたときに電話で読み上げられる確認コードを入力すればOKです。
以上が二段階認証を設定する方法です。認証アプリ、SMS、電話のどれも、設定の流れは同じ。アプリに表示される、もしくはSMSや電話で伝えられる確認コードを入力すれば認証できます。
カネット
二段階認証はアプリを使うか電話番号を使うかのどちらかだネ。スマホを持っている人は認証アプリを使えば一発で設定が完了して楽ちんだヨ!
サトシくん
QRで読み取るだけでいいってのはいいね!アプリ内に保管されてるから、いちいちメモしなくていいし!
GMOコインで二段階認証を解除する方法
大切な資産を守るためにも必ず設定しておきたい二段階認証。しかし、二段階認証は解除が必要な時もあります。
続いて、二段階認証を解除するのはどんな時なのか、そして解除するにはどうすればよいのかについて詳しくみていきましょう。
二段階認証の解除が必要な時
二段階認証で使われる認証アプリはバックアップ機能がついていないため、スマートフォンの機種変更をした時などに設定を引き継ぐことができません。
ですから、スマートフォンの機種変更時やアプリを一度削除してダウンロードしなおす場合などは、アプリによる二段階認証を一旦解除する必要があります。
設定をしたままだと、機種変更前のスマートフォンでしか確認コードを取得できなくなるため、ログイン自体ができなくなる可能性があります。
スマートフォンを買い替えたり機種変更をする場合は、アプリによる二段階認証を一度解除し、新しいスマートフォンに認証アプリをダウンロードした後、再設定するのを忘れないようにしましょう。
二段階認証の解除方法
二段階認証の解除は非常に簡単です。
1.GMOコインにログイン
GMOコインにログイン後、画面左にある「口座情報」をクリックして下さい。

クリックするとメニューが表示されます。「セキュリティ」をクリックしましょう。

その後「2段階認証」をクリックして下さい。

2.確認コードの取得方法を選択
クリックすると認証方法選択画面が表示されるので「SMS」をクリックしましょう。

3.SMSで確認コードを取得
クリックすると、口座開設時に登録した電話番号あてに確認コード付きのSMSメッセージが届きます。届いた確認コードを画面に入力して「二段階認証を設定する」をクリックしましょう。
4.ログイン時の2段階認証設定を解除する
その後「ログイン時の2段階認証」の設定画面が表示されるので「利用しない」を選択して「保存する」をクリックしましょう。

以上で二段階認証が解除できます。
解除できない場合
すでにスマートフォンの機種変更をしてしまい、認証アプリで確認コードが受け取れなくなると、ログイン自体ができません。
そうなると、二段階認証の解除もアプリの再設定もできません。その場合、GMOコインに問い合わせて設定を解除してもらう必要があります。
以下の問い合わせフォームに必要事項を入力して送信した後、GMOコインによる確認が行われると、再びログインできるようになります。
GMOコイン問い合わせフォーム
https://support.coin.z.com/hc/ja/requests/new
以上のように、GMOコインは二段階認証の設定や解除が非常に簡単。あっという間に設定可能なので、必ず設定しておくことをオススメします。
ただし、二段階認証を設定する際に、注意すべき点があります。
サトシくん
二段階認証を解除する必要ってあるの?別にそのままでいいと思うんだけど
カネット
アプリで認証している場合は、機種変更の前に二段階認証の解除が必要だヨ。電話番号認証も、電話番号を変更するのであれば解除する必要があるネ。それも含めて、二段階認証の注意点を見ていこうカ!
二段階認証を設定する際の注意点
GMOコインで二段階認証を設定する際には、次の3つに注意しましょう。
確認コードの入力ミスに注意
取得した確認コードを入力する時に、誤字や脱字などの入力ミスに注意しましょう。間違ったコードを何度も入力するとアカウントが凍結され、しばらく利用ができなくなります。
そのため入力は確実に行い、間違いがないかしっかりと確認しましょう。
スマホの紛失や盗難に注意
認証アプリによる二段階認証は、一定時間で確認コードが変わるため最も安全性の高い認証方法です。しかし、スマートフォンを紛失すると、ログインができなくなってしまいます。
またスマートフォンが盗難に遭うと、確認コードが盗まれ不正にアクセスされる恐れがあります。
スマートフォンの紛失や盗難には十分注意しましょう。
QRコードはバックアップを取っておく
万が一、認証アプリが入ったスマートフォンを紛失したり故障した場合でも、あらかじめバックアップをとっておけばログインが可能です。バックアップには2種類の方法があります。
QRコードとアカウントキーを保存しておく
上でも説明したとおり、アプリ認証に必要なQRコードは念のため保存しておきましょう。
スマートフォンを紛失したり故障してしまった場合でも、新しい端末でQRコードをスキャンすれば二段階認証が再び設定できます。
またQRコードだけでなくアカウントキーでも再設定が可能。アカウントキーとは、下の画像の赤枠部分「QRコードをスキャン出来ない場合」のリンクから取得できる文字列のことです。

しかし、QRコードやアカウントキーは毎回変わるため、後からもう一度確認することができません。
ですから、QRコードが表示されている画面のスクリーンショット、あるいは印刷したものを保存しておくことで二段階認証のバックアップができます。また、アカウントキーをメモしておくのも有効です。
なお、アカウントキーは、認証アプリの「手動で入力」をタップすれば入力が可能です。

複数の端末でQRコードを読み込んでおく
バックアップのもうひとつの方法として、予備のスマートフォンやタブレットなど複数の端末でQRコードを読み込んでおくのも有効です。
複数の端末で保存しておけば、ひとつの端末が使えなくなってしまっても別の端末で認証が可能。
そのため、できるだけ複数の端末で認証できるようにしておきましょう。
以上がGMOコインで二段階認証を設定する際の注意点です。二段階認証は簡単に設定できますが、入力ミスやスマートフォンの紛失には特に注意が必要。万が一のことを考え、バックアップを取っておきましょう。
二段階認証の設定方法と注意点をしっかり把握しておけば、安心して取引所を利用できます。早速GMOコインで取引を始めましょう!
カネット
気をつけたいのが、予期せぬスマホの破損・紛失だネ。だから、普段から持ち歩くスマホじゃなくて、別に端末を用意した方がいいカモ
モナちゃん
あと、Googleアプリで二段階認証をしている場合、30秒ごとに認証コードが切り替わるから時間に余裕を持って入力することね。正しいコードを入力しても時間切れを繰り返して、アカウントにロックがかかったら面倒よ
二段階認証についての疑問
GMOコインの二段階認証について詳しく解説してきましたが、実際に設定を行うとなると、不明な点や不安な点があると思います。
よくある疑問と回答を下記に記載していますので、参考にしてください。
二段階認証を設定しないとどうなる?
上でも説明した通り、仮想通貨取引所は利用する上で、資産を失うリスクがあります。リスクを減らすために、二段階認証は必ず設定すべきです。
もし二段階認証を設定せず盗難に遭った場合、取り戻すことはもちろん、誰に盗まれたかを特定することも非常に困難です。GMOコインにも個人アカウントの不正アクセスに対する補償制度はありません。
また不正アクセスされた後、パスワードを勝手に変更されてしまうと、ログインができなくなりアカウントが乗っ取られる恐れがあります。
ですから、GMOコインなどの仮想通貨取引所を利用する際は、二段階認証を必ず設定してセキュリティを強化しましょう。
確認コードを入力してもエラーになるのはどうして?
確認コードには、有効時間があります。そのため期限を過ぎたコードを入力しても、エラーとなり認証されないので注意しましょう。
Googleが提供している認証アプリの場合、コードの右側に有効時間を示すマークが表示されます。

このマークは時間とともに黒い部分が徐々に減っていき、マークが無くなると期限切れとなります。その後、新しいコードが自動で作成されるので、有効時間内のものを入力しましょう。
また、SMSと電話で確認コードを取得した場合の有効時間は5分なので注意しましょう。
アプリ、SMS、メールのどれで二段階認証するのがよい?
GMOコインでは3種類の認証方法が選択できますが、もっとも安全と言えるのがアプリ認証です。
アプリ認証は一定時間ごとに変わる使い捨ての確認コードで認証を行うため、確認コードが流出して不正にログインされる可能性が非常に少ないです。
ただしアプリ認証は、スマートフォンの紛失や故障、機種変更時にログインができなくなる恐れがあります。
しかし、SMSや電話による認証方法なら、スマートフォンを持っていなくても二段階認証が設定できます。
どの認証方法にもメリット・デメリットがあります。認証方法はいつでも変更が可能なため、状況や使いやすさに応じて選択しましょう。
サトシくん
どの認証方法が1番いいとかある?アプリはスマホを無くしたら終わりだけど、安全性は1番高いんだよね?
カネット
そうだネ……さっきも言ったけれど、安いタブレットやスマホを買って、その端末で二段階認証を設定するのが良いカモ。家の中で保管してれば破損することも盗難の可能性も低いからネ
サトシくん
なるほど……じゃあひとまずは今使ってるスマホでGoogleアプリ認証して、バイト代が入ったら安いスマホを買おーっと!
まとめ
GMOコインで二段階認証を設定する方法について詳しく解説してきました。GMOコインだけでなく全ての取引所では、不正アクセスによる盗難リスクがあることは常に認識しておきましょう。
二段階認証を設定しておけば、安全性が大幅にアップします。ログインの時など、本人確認の作業が一つ増えるので少し手間がかかりますが、セキュリティ対策を怠って資産を盗まれてしまっては意味がありません。
大切な資産を守るため、GMOコインで二段階認証を設定しておきましょう!