仮想通貨価格の変動要因や高騰する理由は?価格に影響を与えるものとは

仮想通貨価格の変動要因や高騰する理由は?価格に影響を与えるものとは

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

うわっ、昨日より10%も価格が下がってる……なんで仮想通貨ってこう短時間でコロコロ値段が変わるのかなぁ?

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

数時間で価格が一気に下がるのも珍しくないものね……売り買いによってチャートが変動するのは知ってるけれど、それにしてもどうしてここまで変動するのかしら

カネット XXX(表情名入力)カネット

仮想通貨が大きく変動する理由を知りたいのカイ?それなら今日は、仮想通貨の変動要因について見ていってみようカ!

ビットコインをはじめとする仮想通貨の価格は、株式やFX(外国為替証拠金取引)に比べると価格変動が大きく、値動きが安定していません。

仮想通貨の価格が安定しない理由には、どのようなものがあるのでしょうか。

仮想通貨は、ストップ高やストップ安などの値幅制限がない、中央管理者がいないなど、株式やFXとは異なる特徴を持っていることが理由のひとつです。

また、取引所への不正アクセスによる資金流出などで仮想通貨に対する不安がある一方、送金技術の向上への期待感があるなど、仮想通貨を取り巻く状況も影響していると考えられます。

今回は、仮想通貨の価格が安定しない理由や変動要因、そして、仮想通貨を購入する際の注意点についてもお伝えします。

仮想通貨の価格が安定しない理由

仮想通貨の価格が安定しないのは、株式やFXとは異なる特徴があるからだと考えられます。まずは、仮想通貨の価格が安定しない理由について確認していきましょう。

値幅制限がない

大幅な株価の変動によって投資家に不測の損害を与えないために、証券取引所では1日に動く株価の幅を、前日の終値を基準に一定の値幅に制限しています。

引用元:値幅制限 | 日本証券業協会

株式市場の場合、大幅な価格変動によって投資家に大きな損害を与えないように、1日の値動きの幅に一定の制限があります。

株価が値幅の上限まで上昇することをストップ高、値幅の下限まで下落することをストップ安といい、株価によって制限値幅が決められているのです。

たとえば、東京証券取引所の場合、株価が100円未満の銘柄は制限値幅が30円、200円未満の銘柄は50円となっています。

一方、仮想通貨は株式市場のように値幅制限はなく、ストップ高、ストップ安といった仕組みもありません。

そのため、仮想通貨が大きく値上がり(値下がり)するような材料があると、価格変動が大きくなるのです。

通貨としての信用が低い

日本では、2017年4月に改正資金決済法が施行され、仮想通貨は以下のような性質を持つ財産的価値だと定義されました。

  • 代金の支払い等に使用でき、法定通貨(円やドルなど)と交換できる
  • 電子的に記録され、移転できる
  • 法定通貨ではない

また、国内で仮想通貨取引所を運営するには、「仮想通貨交換業」として金融庁の認可が必要になりました。

これらの背景には、利用者保護とマネー・ロンダリング対策があります。

仮想通貨はブロックチェーン技術や送金手段としての活用などが注目されていますが、資金の動きが不透明なことから、詐欺や犯罪に使われることも多いのです。

改正資金決済法が施行されたとはいえ、現状は銀行預金や有価証券のような保護制度はなく、仮想通貨取引所に運営資金と顧客資金を切り離して管理することを義務付けるなど、最低限の内容に留まっています。

円やドルなどの法定通貨に比べると通貨としての信用は低く、値動きが安定しない要因のひとつになっていると考えられます。

投機の対象になっている

仮想通貨は2017年の後半に大きく値を上げたことにより、仮想通貨投資に参加する人が急激に増えました。

「億り人」と呼ばれる、仮想通貨で資産1億円を達成した人が話題になり、仮想通貨への注目度が一気に高まったのです。

しかし、仮想通貨投資に参加している人の多くが仮想通貨の仕組みや将来性について深く理解しておらず、「儲かりそう」という情報だけで取引に参加しているのが現状です。

つまり、仮想通貨は、将来の成長に期待して資金を出す「投資」ではなく、短期間で大きな利益を狙う「投機」の対象になっているのです。

投資目的で購入する人が多い場合は値動きが安定して、緩やかに値上がりしていきますが、投機目的の人が多い場合は値動きが安定せず、値幅も大きくなります。

中央管理者が存在しない

円やドルなどの法定通貨とは異なり、仮想通貨には中央管理者が存在しないことも価格が安定しない理由のひとつです。

にちぎん

引用元:日本銀行HP

たとえば、極端な円高(円安)になると予想される場合、上図にあるように、財務大臣の権限において、日本銀行が代理人として為替介入を行うことがあります。

為替相場の急激な変動による日本経済への悪影響を最小限に留めるため、政府や日本銀行が中央管理者として値動きを管理しているのです。

しかし、仮想通貨には政府や日本銀行のような中央管理者は存在せず、完全に需要と供給だけで価格が決まります。

そのため、要人の発言や仮想通貨関連のニュースなどの外部要因に値動きが左右されやすく、価格が安定しないのです。

国によって仮想通貨への対応が異なる

仮想通貨の市場規模は、2018年3月現在で約46兆円となっており、世界の株式時価総額(2016年2月末で約6,300兆円)と比較するとまだ小さいですが、確実に存在感を増しています。

しかし、仮想通貨への対応は国によって異なり、日本のように比較的好意的な国もあれば、韓国のように仮想通貨取引所の閉鎖を検討する国、ブラジルのようにファンドの仮想通貨への投資を禁止する国もあるのです。

このように、国よって仮想通貨への捉え方や対応が大きく異なることも、価格が安定しない理由のひとつだと考えられます。

すべての国で同じ対応をする必要はありませんが、今後の仮想通貨の発展や普及のためには国際協力が不可欠であり、世界共通ルールなどの体制が整えば、今よりも値動きが安定する可能性はあるでしょう。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

そういえば、仮想通貨って±30%っていう価格変動も珍しくないわ……。株やFXだとそこまで極端な価格変動は止められているのね

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

しかも噂で価格が大きく変動するってことは、暴落や高騰にも尾ひれがついて大幅な価格変動が加速するってことだよね。噂で価格変動が起きるとか、対策のしようがないや…

仮想通貨の価格の変動要因

仮想通貨の価格が高騰、暴落するときには、どのような要因があるのでしょうか。次に仮想通貨の価格の変動要因についてお伝えします。

市場への新規参入者の増大

市場への新規参入者の増大は、仮想通貨の価格が大きく変動する要因になります。

上図は2017年のビットコインの値動きを表すグラフですが、年末にかけて大きく値上がりしているのがわかります。

2017年の後半から仮想通貨への注目度が高まり、資産を大きく増やした人が多数いるというニュースもあって、新規参入者が増大しました。

とくに年末はボーナスが支給される時期でもあり、仮想通貨取引所に口座開設をして取引を始める人が急増し、取引量も増えたため、ビットコインの価格が急上昇したのです。

このように、新規参入者が増大するタイミングでは、仮想通貨の価格が大きく変動します。

仮想通貨関連のニュース

仮想通貨の価格は、仮想通貨関連のニュースによっても大きく変動します。

上図はリップル(XRP)のチャートで、2018年3月2日から3月4日までは91円~92円付近で落ち着いていましたが、3月5日に108円台まで急上昇しています。

この価格上昇は、下記のニュースが影響していると考えられます。

ソフトバンクは仮想通貨の基盤となるブロックチェーン(分散型台帳)技術を活用した国際送金や決済のシステムをつくる。米スプリントや韓国KTなど海外通信大手と連携し、購買した商品の支払いを携帯電話料金に合算させる決済サービスなどの実用化を目指す。2018年度に日本と台湾で旅行者向けの実証実験を実施する。

引用元:ソフトバンク、送金・決済で通信連合: 日本経済新聞

日本経済新聞は2018年3月5日に、ソフトバンクがブロックチェーン技術を活用した国際送金や決済のシステムを作ることを報じました。

この記事ではリップルの名前は出てきていませんが、世界各国の金融機関が国際送金の利便性向上のために、リップルを使った送金実験を行っています。

そのため、「国際送金と言えばリップル」というイメージが広く浸透しており、今回の記事に反応してリップルが買われたと考えられます。

このように、仮想通貨関連のニュースによって、仮想通貨全体、あるいは特定の仮想通貨が値上がりすることもあるのです。

要人の発言

「ビットコインは本物ではない。いつか終わる」。米銀大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は12日、ビットコインを「詐欺」と、仮想通貨の価格上昇を痛烈に批判した。

引用元:JPモルガンCEO「ビットコインは詐欺」価格高騰を批判:日本経済新聞

日本経済新聞は2017年9月12日の記事で、米国銀行大手のJPモルガン・チェースのCEOが「ビットコインを詐欺だと痛烈に批判した」と報じています。

上図は2017年9月のビットコインのチャートで、9月12日には47万円台だったビットコインが、9月15日にかけて32万円台まで暴落しました。

この暴落は、JPモルガン・チェースCEOの発言が影響していると考えられます。

JPモルガン・チェースは世界60か国以上に営業拠点があり、そのCEOの発言は仮想通貨の価格に大きな影響を与えるのです。

JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)が9日、過去に仮想通貨ビットコインを「詐欺だ」などと厳しく批判したことについて「後悔している」と発言し、米市場で話題を呼んでいる。

引用元:「ビットコインは詐欺」発言を「後悔」ダイモンJPモルガンCEO:日本経済新聞

ちなみに、このCEOはその後ビットコインが大きく値上がりしたことを受け、「詐欺だと批判したことを後悔している」と発言したと、日本経済新聞が2018年1月10日付の記事で報じています。

このときは、2018年1月9日に180万円だったビットコインが、1月10日に190万円台まで値上がりしました。

他にも日本銀行総裁やFRB(米国連邦準備制度理事会)議長、大物投資家などの要人の発言は、仮想通貨の値動きに大きな影響を与える可能性があります。

仮想通貨取引所のトラブル

仮想通貨取引所でトラブルが起こると、仮想通貨の価格に大きな影響を与えます。

仮想通貨取引所大手のコインチェック(東京・渋谷)は26日、利用者から預かっている約580億円分の仮想通貨が外部からの不正アクセスにより流出したと発表した。2014年に日本のビットコイン取引所だった「マウントゴックス」が約470億円分を消失させて以来、過去最大の仮想通貨の流出となる。

引用元:コインチェックの仮想通貨不正流出、過去最大580億円:日本経済新聞

2018年1月26日に仮想通貨取引所のコインチェックが、外部からの不正アクセスにより約580億円分のネム(XEM)を流出したと発表しました。

ザイフチャート

上図は仮想通貨取引所ザイフ(zaif)のネムのチャートですが、2018年1月26日の高値は約112円であるのに対し、安値は70円と大きく値を下げていることがわかります。

その後、一度は上昇していますが、再び下落して2018年3月時点では40円台まで値下がりしています。

今回のネムの不正流出は、あくまでもコインチェックのセキュリティ体制の問題であり、ネム自体に欠陥があったわけではありません。

それでも、仮想通貨取引所から不正流出したことでマイナスのイメージが定着してしまい、ピーク時に比べて大きく値を下げてしまったのです。

また、仮想通貨取引所がシステムトラブルを起こし、一時的に操作できない状態になると、その取引所が取り扱う通貨は値下がりする傾向にあります。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

みんなが一斉に買うと価格が上がる、有名人のネガティブ発言や仮想通貨関連の悪いニュースを受けると価格が下がる。うーん……つまり仮想通貨が終わりそうなニュースがあれば、みんな慌てて売り飛ばすんだね

カネット XXX(表情名入力)カネット

ちなみに、有名人による仮想通貨ネガティブ発言は、実は安く買い集めるための手段の1つだったりするヨ。仮想通貨取引を規制する法律はないから許されてるけどネ

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

なるほど。有名人の意見は参考程度に聞くのがよさそうね……

価格変動が激しい仮想通貨を購入する際の注意点

仮想通貨の価格が安定しない理由や変動要因について確認してきましたが、仮想通貨を購入する際はどのようなことに注意すればよいのでしょうか。

最後に、現物取引で購入することを前提に、価格変動が激しい仮想通貨を購入する際の注意点について確認していきましょう。

大きく値上がりしたときは購入しない

仮想通貨の価格が大きく値上がりしているときは、「もっと上がる」という気持ちになり、乗り遅れないように急いで購入する人が多くなります。

上図は2017年10月~2018年3月のビットコインのチャートですが、2017年11月から12月にかけてはまさに「買いが買いを呼ぶ」状態でした。

しかし、2017年12月17日に1ビットコインが約223万円をつけたのを境に下落に転じたため、2017年12月中旬に購入した人がもし売却していなければ、現在は大きな含み損を抱えているはずです。

このように、高騰は長続きせず、その後すぐに下落に転じることが多いので、大きく値上がりしたときは購入を避けたほうがよいかもしれません。

数回に分けて購入する

仮想通貨を高値で掴まないためには、一度に購入するのではなく、数回に分けて購入する方法があります。

手元に投資資金として100万円がある場合、一度に100万円分の仮想通貨を購入するのではなく、25万円ずつ4回に分けて購入するなど、購入タイミングを分けるのです。

一度に100万円を購入し、その後大きく値下がりすると含み損が大きくなってしまいます。

しかし、25万円なら含み損は100万円に比べれば小さくなりますし、値下がりは一時的なものだと予想できる場合は、追加で25万円分購入すれば平均購入単価を下げることもできます。

このように、数回に分けて購入すると、仮想通貨の値動きに合わせて柔軟に対応できるのです。

余剰資金で購入する

仮想通貨のように値動きが激しく、リスクが高い通貨を購入するときは、最悪失っても生活に支障が出ない余剰資金で購入することが重要です。

ビットコインは2017年12月に1ビットコインが220万円を超えましたが、2018年3月現在は100万円前後で推移しており、ピーク時に比べると約半分になっています。

短期間で大きく価格が変動していることから、自己資金の大半を仮想通貨につぎ込むのはリスクが高いと言えるでしょう。

大きく儲けるためには投資資金を多くする必要はありますが、儲けることよりも失わないことのほうが大切です。

値上がりしたら売却する

短期間の価格変動に一喜一憂せず、長期で保有するという投資スタイルもありますが、値動きが激しい仮想通貨においては、値上がりしたら売却するのも一つの方法です。

最初に触れたように、仮想通貨には値幅制限がない、通貨としての信用が低いなど、値動きが安定しない理由があり、この状況は今後も続く可能性が高いでしょう。

仮想通貨の将来性に期待して長期保有するのも一つの方法ですが、値上がりして含み益があるなら売却して利益を確定することも大切です。

「もっと上がるはず」と考え、利益を最大にしようとすると売り時を逃してしまうので、「〇%値上がりしたら売却する」など、自分なりのルールを決めておくと売却しやすいでしょう。

カネット XXX(表情名入力)カネット

仮想通貨投資で大事なのはリスク回避!価格が上がっても『まだ上がる』と楽観視せずに、価格が上がり切る前に利益確定をして、元の資金を確実に回収することが大事だヨ

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

寝て起きたら含み益が含み損になってるのも、仮想通貨投資では珍しくない話だしね……。博打的な投資よりも、堅実にコツコツと資産を形成するのが大事ってだわ

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

なるほどー。利益が出たら上がり切る前に利益確定が鉄則だね。覚えておこーっと

仮想通貨価格の変動要因を理解して投資をしよう!

仮想通貨の価格が安定しないのは、値幅制限がない、通貨としての価値が低いなど、仮想通貨ならではの特徴があるからです。

また、高騰や暴落が起こる理由としては、要人の発言や仮想通貨関連ニュース、仮想通貨取引所のトラブルなどが考えられるでしょう。

今後もしばらくは、価格変動が激しい状況が続くことが予想されますので、購入する際は大きく損をしないように、高値掴みしないことが大切です。

仮想通貨の変動要因や購入する際の注意点を理解したうえで、仮想通貨の取引を行いましょう。