仮想通貨のハイプ(HYIP)投資とは?仕組みや詐欺だと言われる理由を解説!

仮想通貨のハイプ(HYIP)投資とは?仕組みや詐欺だと言われる理由を解説!

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

す、すごい投資案件を見つけちゃったわ…1日に5%も利子をつけて還元してくれる仮想通貨ですって!海外の投資だけど、これは参加するっきゃないわね……!

カネット XXX(表情名入力)カネット

日利5%って、典型的なハイプ(HYIP)だネ……悪いことは言わないから参加しない方が良いヨ!

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

ハイプ……?でも日利5%って、10万円を1週間投資するだけでもかなりの利益が貰えるよね?短期間で投資するのもダメなのかな?

ハイプ(HYIP)投資とは、日利1%など普通では考えられない、高利回りの投資案件のことです。

最近は仮想通貨を使ったハイプ投資が増えており、利回りの高さに魅力を感じて投資に参加する人がいます。

しかし、ハイプ投資のほとんどが詐欺だと言われており、主な投資先が海外であることから、被害を受けても追跡が難しいのが特徴です。

中には儲けている人もいるようですが、ハイプ投資で儲けるのは難しく、投資をしても資産を失う可能性が高いのです。

今回は仮想通貨のハイプ投資とは何か、そして、その仕組みや詐欺だと言われる理由についても詳しく解説します。

仮想通貨のハイプ(HYIP)投資とは

まずは、ハイプ投資とは何か、そして、ハイプ投資は儲かるのかについて確認していきましょう。

ハイプ(HYIP)投資とは

ハイプ(HYIP)投資とは、高い収益が期待できる投資案件のことです。

HYIPは「High Yield Investment Program」の略で、それぞれの英単語には、以下のような意味があります。

  • High(高い)
  • Yield(投資の収益)
  • Investment(投資)
  • Program(計画)

ハイプ投資に厳密な定義はありません。しかし、日利1%は当たり前で、中には日利3%、5%など、普通では考えられない高利回りであることが特徴です。

もし、投資したお金を日利1%で運用できれば、約70日で投資元本が2倍になる計算になります。

日本の都市銀行の普通預金金利は、年利0.001%(2018年4月現在)です。このことからも、ハイプ投資の利回りの高さが理解できるでしょう。

参考:円預金金利 | 三菱UFJ銀行

中には優良な案件もあるようですが、ハイプ投資のほとんどは詐欺だと言われています。また、主に海外に投資をする案件なので被害を受けても追跡が難しいのです。

ハイプ投資は配当がもらえる他に、友人や知人を紹介すると、紹介料がもらえる仕組みになっているものもあります。

そのため、友人や知人からの紹介で参加する人が多く、怪しいと感じても友人の誘いを断れずに参加してしまう人もいるのです。

仮想通貨のハイプ投資

最近は、ビットコインをはじめとする仮想通貨を使ったハイプ投資が増えています。

投資家はビットコインで出資をし、運営側は投資家から集めたビットコインで運用をして、運用益から投資家に配当を支払う仕組みです。

2017年に仮想通貨が大きく値上がりしたことで、ビットコインを使ったハイプ投資が増えました。「ビットコイン=儲かる」というイメージから、多くの人がハイプ投資に参加したのです。

そして、実際に配当が支払われたことに安心した投資家は、紹介料を得るために友人や知人に声をかけます。それで、参加者が増えてさらに資金が集まるのです。

中にはツイッターのダイレクトメッセージ(DM)やLINEなどで勧誘し、参加者を募る案件もあります。

しかし、ほとんどの案件で配当の支払いは長続きしません。突然運営側と連絡が取れなくなり、気がついたら資金を持ち逃げされるのが、ハイプ投資詐欺のパターンです。

ハイプ投資は儲かるの?

ハイプ投資で儲けることは不可能ではありませんが、かなり難しいのが現状です。

案件が始まった初期に投資をし、友人や知人をたくさん紹介して紹介料をもらい、案件が終了する前に資金を引き出せれば儲かります。

しかし、銀行預金よりもはるかに高い利回りは魅力ですし、配当金が約束通り支払われれば、多くの人は「この案件は問題ない」と考えてしまうのです。そのため、なかなか投資をやめられなくなるのでしょう。

また、投資をしたお金を簡単に引き出せない案件もあります。さらに、案件がいつ終了するかを判断するのは難しく、順調に運用できているかを確認することもできません。

このように、ハイプ投資はリスクが高いため、投資経験がほとんどない人が始めるのは避けたほうがよいでしょう。

カネット XXX(表情名入力)カネット

仮想通貨のハイプを避けた方が良い理由は、そのほとんどが詐欺である点と、詐欺被害に遭っても泣き寝入りするしかないからなんダ。
仮想通貨同士でやり取りする上に、詐欺師側が匿名通貨を利用することもあるから、どこの国の誰に騙されたかわからないんだヨ

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

なるほど……確かに国をまたいでの詐欺って、個人規模のお金じゃ動かないよね~……

ハイプ投資の仕組み

ハイプ投資はどのような仕組みになっているのでしょうか。次に、ハイプ投資の主な仕組みを2つ紹介します。

マルチレベルマーケティング(MLM)

マルチレベルマーケティング(MLM)は、マルチ商法、ネットワークビジネスとも言われるものです。運営側は投資家に配当金を支払い、投資家は投資金額に応じた配当金に加え、他の投資家を紹介すると紹介料がもらえる仕組みになっています。

これは、法律で禁止されているねずみ講とは違い、あくまでも合法です。

運営側は、まずセミナーなどで集客して案件内容を説明し、投資を募ります。そして、集めた資金をもとに運用し、運用益から投資家に配当を支払うのです。

一方、投資家は配当金だけでなく、新たな投資家を勧誘できたら紹介料がもらえます。そこで、友人や知人に声をかけ、紹介料の獲得を目指すのです。

マルチレベルマーケティングは、初期に投資をした人が儲かりやすい仕組みになっています。そのため、早く投資をして配当金と紹介料を受け取り、案件が終了する前に資金を引き出せば、大きな利益を得られる可能性があります。

しかし、運営側の運用がうまくいくとは限りません。運用に失敗すれば配当金を受け取れなくなり、お金を持ち逃げされる事例も多いのです。

もちろん、投資をしたお金について何の補償もありません。戻ってくるかどうかわからないハイリスクな投資であるため、リスクの高さを理解したうえでの参加が大切です。

ポンジスキーム

ポンジスキームとは、詐欺目的で投資家から資金を集めることです。

「集めた資金を運用し、その運用益から出資者に配当を支払う」と言って資金を集めます。しかし、実際は新たな投資家から集めた資金から、初期に出資した投資家に配当として支払い、投資家を安心させるのです。

そして、突然閉鎖して集めた資金を持ち逃げするのが典型的な手口です。

ポンジスキームの場合、最初から詐欺目的で投資家から資金を集めています。つまり、参加しても儲けるのが難しいどころか、投資資金の大半を失うことになるでしょう。

仮想通貨の中には「典型的なポンジスキーム」と言われるような通貨も存在します。実際に大きく値下がりして、投資資金のほとんどを失った人も少なくありません。

利回りが異常に高い案件は、ポンジスキームである可能性があるので、投資をする前によく検討する必要があるでしょう。

判断が難しい場合は、高利回りの投資案件には参加しないことをおすすめします。

カネット XXX(表情名入力)カネット

ハイプのほとんどは自転車操業……最初の顧客のリターンを新規顧客の資金で賄うことが多いヨ。だから、新規で投資した人は資金を持ち逃げされることがあるんダ

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

げっ。つまり、最初に参加した人は本当にリターンが貰えるから、「この案件はハイプ詐欺じゃないですよ」って善意で宣伝することもあるわけね……

ハイプ投資が詐欺だと言われる理由

ハイプ投資が詐欺だと言われるのには、いくつかの理由があります。続いて、その理由について確認していきましょう。

利回りが異常に高い

ハイプ投資は日利1%など、利回りが異常に高いことが、詐欺だと言われる理由のひとつです。

日本の都市銀行の普通預金金利は年利0.001%と非常に低く、株式で年利1~3%、現物不動産でも年利3~7%程度です。

このような状況にもかかわらず、年利ではなく、日利で1%を超える利回りはどう考えても高すぎます。

もし、日利1%で100万円を複利運用すれば、約70日で投資資金が2倍の200万円になる計算です。

短期間なら日利1%で運用できるかもしれませんが、この高利回りを長く続けるのは不可能に近いでしょう。

投資は利回りが高いほどハイリスクで、詐欺である可能性も高くなるのです。

ほとんどの案件が突然終了している

ハイプ投資は、9割以上の案件が突然終了しており、長期にわたって健全に運用できている案件はほとんどありません。

運用に失敗して、高い配当金の支払いを維持できなくなり、投資家に予告することなく突然終了することも多いのです。

運営側に投資家をだますつもりがなくても、突然終了して連絡が取れなくなったら、投資家にとっては詐欺と同じです。

このように、ほとんどのハイプ投資は長続きせず、突然終了することから詐欺だと言われるのです。

破綻しても運営元を特定するのが難しい

ハイプ投資は海外の案件がほとんどで、破綻しても運営元を特定するのが難しい特徴があります。さらに、運用にビットコインなどの仮想通貨が使われていると、さらに追跡が難しくなるのです。

円やドルなどの法定通貨であれば、振込記録などから運営元を特定できるかもしれません。しかし、国が管理していない仮想通貨の場合、取引履歴から運営元を特定するのは難しいのです。

ハイプ投資ではありませんが、仮想通貨取引所のコインチェックから不正流出したネムについても、関係機関が追跡をしていました。しかし、結局取り戻すことはできませんでした。

このように、ハイプ投資は破綻しても運営元を特定するのが難しく、投資家の追跡を逃れることを最初から想定していると思われる案件もあることから、詐欺だと言われるのです。

カネット XXX(表情名入力)カネット

ハイプのほとんどは海外だヨ。だから、サイト一つ無くなるだけで、日本に住んでいる人はどうしたらいいかわからなくなるよネ

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

サイトに運営者情報や会社の住所が載っていても、すぐにそこまで行けるわけじゃないものね……電話やFAXを送るにしてもその国の言語を使えないと無理だろうし……

ハイプ投資詐欺の事例を3つ紹介

ここでは、ハイプ投資詐欺の事例を3つ紹介します。

ライトライズ

ライトライズは、高速道路の速度違反を検挙するためのセンサーを開発し、違反金の40%をイギリス政府から得られるビジネスへのハイプ投資案件。

その月利は40%とも言われ、イギリス政府の公認を得ているとアピールしたことで、投資家から多額の資金を集めることに成功しました。

仮想通貨取引所で購入したビットコインを、ライトライズのサイト(アドレス)に送金するという流れで、多くの日本人も投資をしていたのです。

ツイッターには日本の芸能人も投資をしていると写真付きで投稿されていましたが、本人は否定。このことからも、詐欺ではないかと疑われていました。

そして、2017年3月に突然出金が停止され、投資家から集めた総額1憶ドル以上が持ち逃げされたのです。

ライトライズは、仮想通貨を使った代表的なハイプ投資詐欺のひとつと言えるでしょう。
参考:HYIP(ハイプ)- Right Rise(ライトライズ)をやってみた。

ビットコネクト

ビットコネクトは、アメリカのビットコネクト社が開発した仮想通貨です。ビットコネクトの貸付、保有で利益を得られるという特徴があり、金利の高さから多くの人が購入しました。

ビットコネクトの貸付で得られる利息は期間によって異なり、2017年1~6月は月利10%、7~12月は月利8%と、異常に高い金利が設定されていたのです。

しかし、この金利の高さから、インターネット上では典型的なポンジスキームだという噂が広がっていました。

そして、2018年1月にICOの差し止め請求を受けたことをきっかけに、取引所の閉鎖を発表し、その後価格が90%以上下落しました。

結局ビットコネクトはその価値を失い、ビットコネクトを購入した人は大きく損をすることになったのです。
参考:噂の詐欺コインに投資してみた結果は?|丸の内OL玲奈の仮想通貨投資ブログ

D9クラブ

D9クラブはブラジルの投資会社で、大手ブックメーカーに投資をして日利10%の利益を上げていると言われています。

会員になるとビットコインで配当金がもらえ、知人や友人を紹介すると紹介料がもらえる仕組みもありました。

ビットコインで入出金が可能で、ビットコインが値上がりしていたこと、配当金も継続して支払われていたこともあって、多くの人が投資をしていました。

日本では有名ホテルで大規模なイベントを開催。投資家を安心させる狙いもあってか、ゲストには芸能人を呼んでいました。

しかし、そのイベント直後に配当金の支払いが止まり、投資家は投資をしたお金を失いました。

D9クラブは、マルチレベルマーケティングの仕組みを利用した、ハイプ投資詐欺の事例だと言えるでしょう。
参考:ありえない高額配当を謳う「仮想通貨ビジネス」の手口 | 日刊SPA

カネット XXX(表情名入力)カネット

D9クラブは日本でちょっとしたニュースにもなったハイプ詐欺だネ。日本国内にもD9グループの活動はあったから、被害者の会ができたりしたヨ

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

へぇ……母体が大きくて、日本支部があるところだからって、信頼できるとは限らないんだね……

ハイプ投資詐欺に騙されないための心構え

最後に、ハイプ投資詐欺に騙されないためには、どんなことに注意すればよいのかを確認していきましょう。

異常な高利回りの投資には手を出さない

ハイプ投資詐欺に騙されないためには、異常な高利回りの投資には手を出さないことが大切です。

2018年4月現在の、銀行の普通預金金利は年利0.001%です。このことを考えると、年利2~3%のリターンが期待できる投資は、十分にリスクが高い投資だと言えます。

このような状況で、年利ではなく、日利が1%を超えるような投資案件は、冷静に考えて普通は存在しません。

ハイプ投資の高い利回りに魅力を感じるのは理解できますが、一般に投資は利回りが高くなるほどリスクが高くなります。

高利回りのハイプ投資はハイリスクであり、案件が突然終了して、投資をしたお金をすべて失う可能性が高いのです。

大切な資産を失いたくないなら、異常な高利回りの投資には手を出さないようにしましょう。

友人や知人からの投資話は断る

ハイプ投資は、友人や知人から紹介されて参加する人が多くいます。しかし、友人や知人からの投資話は断ることが大切です。

「利回りが高い」「儲かる」と誘われますが、友人が投資に誘うのは、その本人に利益があるから。

もし、本当に安全で楽に儲かる投資なら、わざわざ他人に紹介する必要はありません。自分だけ投資をして、自分だけ儲ければ満足するはずです。

もし、友人や知人から投資に誘われても、怪しいと思ったらハッキリと断りましょう。誘いを断って悪くなるような関係なら、無理に付き合う必要はないのです。

仮想通貨は取引所で購入する

最近は仮想通貨を利用したハイプ投資が増えており、「仮想通貨だから儲かる」と投資を勧められることもあります。

しかし、仮想通貨が儲かるなら、何の補償もないハイプ投資に投資する必要はありません。仮想通貨取引所で直接仮想通貨を買えばいいのです。

もちろん、自分で仮想通貨を購入しても、利益が得られるかどうかはわかりません。しかし、ほとんどが詐欺だと言われるハイプ投資よりは、資産を失う可能性は低いでしょう。

仮想通貨はハイリスク・ハイリターンの投資だと言われます。その中でも、仮想通貨を利用したハイプ投資はリスクが高すぎて、利益が得るのは難しいのです。

理解できないものに投資をしない

ハイプ投資に限ったことではありませんが、理解できないものに投資をしないことが大切です。

投資詐欺に騙される人の多くが、案件の内容を十分に理解せず、利回りの高さだけを見て投資をしています。

利回りの高さだけに注目してしまうと、よく考えればおかしいとわかることも見逃してしまうのです。結果として投資をしたお金を失うことになります。

理解できないものには投資をしないと決めておけば、投資詐欺に騙されることはなくなるでしょう。

余剰資金で投資をする

ハイプ投資はリスクが高く、詐欺の可能性があるため、おすすめできません。

しかし、リスクを承知のうえでハイプ投資に参加したい場合は、余剰資金で投資をすることが大切です。

ハイプ投資はギャンブルだと考えて、投資したお金を失っても構わないという気持ちで投資をするなら、やってみてもよいかもしれません。

しかし、生活に必要なお金でハイプ投資に参加するのは絶対にやめましょう。

カネット XXX(表情名入力)カネット

これは仮想通貨投資の基本として言えることだけど、自分の頭で理解出来た銘柄を、無理のない範囲で購入するようにしてネ

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

余剰資金ってやつね。……確かに、冷静になると日利5%なんて怪しすぎるわね……英語のサイトだからどんな銘柄かもわからないし、手を出さないでおくわ

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

儲かるかも!って思ったら判断能力が落ちる傾向があるから、一回深呼吸して考え直す程度の余裕は持っておいた方が良いかもね~

ハイプ投資はほとんどが詐欺。リスクが高いので手を出さないようにしよう!

利回りが異常に高いハイプ投資は、ほとんどが詐欺だと言われており、投資をしても儲けるのは難しいのが現状です。

現在は銀行の普通預金金利が低いので、高利回りの投資は魅力的に見えます。しかし、利回りが高いほど、リスクも高くなるのが投資なのです。

友人や知人から「儲かるから参加しよう」と声をかけられても、安易に参加するのはおすすめできません。

繰り返しますが、ハイプ投資のほとんどは詐欺です。リスクが高すぎるので手を出さないようにしましょう。