仮想通貨のショートとは?下落相場で儲ける空売りのコツを徹底解説

仮想通貨のショートとは?下落相場で儲ける空売りのコツを徹底解説

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

なんだか最近、仮想通貨の価格が下がってばかりだなぁ。下降トレンドの時って、反発して上がるのを願うことしかできないのがつらいよねぇ。

カネット XXX(表情名入力)カネット

そんなことないヨ。そういう時でも「ショート」という取引方法なら利益を狙えるんダ。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

ショート?短期売買のことかな?

カネット XXX(表情名入力)カネット

名前だけ聞くとそう思いがちだケド、違うヨ。今日は、ショートについて詳しく説明するネ。

仮想通貨投資には「ショート」と呼ばれる取引方法があり、下落相場でも儲けることができるとされています。

2018年8月現在、仮想通貨相場は下落傾向にありますが、ショートならこの局面でも利益が狙える可能性があります。今回は仮想通貨のショートについて説明していきましょう。

仮想通貨のショート・ロングとは?

仮想通貨投資でロングといえば「買い」、ショートといえば「売り」を意味しています。これは、もともとFXなどで用いられている用語で、価格の上昇はゆっくり(ロング)で、下降は速い(ショート)とされているのが由来です。

今回説明するのは、ショートの中でもいわゆる「空売り」と呼ばれるもので、一般的な取引では利益につながりにくい下降局面でも利益を狙えるものだとされています。

ショートは下降トレンドでも利益を狙える

取引においてロングというのは、取引所で普通に仮想通貨を購入することです。買った後に相場が上がれば利益が出ますし、下がれば含み損を抱えることになります。

これに対して、ショートで使われる空売りは、信用取引の一種です。2018年8月5日から11日にかけてのビットコインの価格を例に、やり方を説明しましょう。

ザイフチャート

上の画像は仮想通貨取引所ザイフの2018年8月のビットコインの値動きを表したチャートです。

5日現在のビットコインは1BTC=約80万円。このときに80万円を担保として渡し、1BTCを借り、そのまま売ってしまいます。

その後、11日になると1BTC=68万円前後にまで下落しています。このときに1BTCを買い戻して返し、担保金を取り戻すと、差額分の12万円が利益となるわけです。

ただし、ショートの場合は借りているビットコインに対して1日毎に手数料が発生します。このため、実際の利益は12万円から手数料を引いたものになります。

つまり、ショートの場合は短期間で仮想通貨の価格が下落するほど利益が大きくなるというわけで、画像のような下降局面に向いている取引だと言っていいでしょう。

ショートは損失がどこまでも広がる可能性がある

そんなショートにも、大きなデメリットが存在しています。それは、ロングが損失に上限があるのに対し、ショートは損失がどこまでも広がる可能性があることです。

ロングの場合、たとえ急激にビットコインの価値が下がってしまったような場合でも、購入したBTC以上の損失は出ません。30万円分の購入ならば、それ以上の損失になることはないのです。

ところがショートの場合、価格上昇局面では際限なく損失が広がりかねません。上の例でいえば、80万円で1BTCを借りて売ったあと、価格が上昇局面に入れば、上昇しただけ損失が広がるのです。

かつて1BTC=200万円なんて時期があったことを考えると、仮に200万円まで上昇すれば120万円の損失です。ビットコインの価格が上がれば上がるほど、損失は増えていくのです。

これに先程触れた手数料も加わってきますので、さらに損失は膨らみます。ビットコインの価格に天井がない以上、理論的には損失も青天井で広がっていく可能性があるのです。

ショートを下降局面で儲けるだけの取引だと甘く見ていると、大きな損失を抱えることになりかねません。ショートの損失には上限がないことを、心に留めておいた方がいいでしょう。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

仮想通貨を持っている「想定」で売りから入れるなんて、ショートって便利よね。

カネット XXX(表情名入力)カネット

ショートなら価格が下がれば下がるほど利益が出るヨ。とはいえ、仮想通貨の値動きは予測ができないから簡単ではないけどネ。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

損失がどこまでも広がるってのも怖いよね…。でも、一度試してみたいなぁ。

カネット XXX(表情名入力)カネット

リスクもあるケド、やり方を知っておいて損はないからネ。ショートの方法について詳しく見ていこウ!

ショート・空売りは仮想通貨FXで可能

ショート・空売りは一般的な取引ではなく、仮想通貨FXでのみ可能です。一般的な取引と仮想通貨FXには、どのような違いがあるのでしょうか。

仮想通貨FXは現物の通貨がやり取りされない

一般的な仮想通貨取引では、手元の円などで仮想通貨を買い、価格が上がって目標となる利益が出た段階で売ります。仮想通貨の現物を売買しているわけで、これを現物取引といいます。

これに対して仮想通貨FXでやり取りされているのは、仮想通貨の現物ではありません。現物がない状態であっても、売買を行った場合の差額が利益となる仕組みなのです。

仮想通貨FXではまず、証拠金というお金を預けておきます。このお金を「元手」にして取引を行うという感じです。

仮想通貨の現物を動かすことなく、動かしたと仮定した場合の結果のみを反映させる取引なので、最初からショート・空売りを行うことも可能になっています。

レバレッジをかけて大きな取引ができる

仮想通貨FXの最大の特徴は、レバレッジという取引です。これは、証拠金の数倍のお金を動かすことができるもので、信用取引の一種です。

例えば2倍のレバレッジをかければ、証拠金の2倍の金額の取引ができるようになります。3倍のレバレッジならば3倍の取引が可能といった具合になります。

大きな金額を動かす形になるわけですから、レバレッジを大きくかければかけるほど、大きな利益が期待できます。半面、損失もより大きくなるというリスクを抱えています。

覚えておくべき仮想通貨FXのルール

仮想通貨FXには手数料、ロスカット、追加証拠金など、覚えておく必要があるルールがあります。それぞれのルールについて説明します。

手数料

仮想通貨FXの場合、仮想通貨の現物をやり取りするわけではないので、売買の約束はしているけれど決済は行っていないというものが生じることがあります。これを建玉(たてぎょく)といいます。

手数料はこの建玉に対してかかることが多く、1日ごとにいくらかの手数料を払わなければならないというふうに仮想通貨取引所によって決められています。

ロスカット

上にも書きましたように、ショート・空売りは損失が青天井で生じる可能性があります。レバレッジをかけていれば、証拠金を大幅に超える損失が生じる可能性すらあるのです。

そうなった場合に損失の拡大を防ぐため、仮想通貨取引所では証拠金の数割を超える損失が出たら強制的に決済されるようになっています。この仕組みをロスカットといいます。

ショートによって生じる可能性のある損失が理論上、青天井であっても、仮想通貨取引所側によって天井が設けられている形だと言えば、分かりやすいでしょうか。

追加証拠金

仮想通貨FXで信用取引ができるのは、一定額の証拠金を預けているからです。何らかの理由でこの証拠金が一定額を下回ると、信用取引に支障が生じます。

このときに支払いを要求されるのが、追加証拠金(追証)です。例えば証拠金の金額が100%を下回っていた場合、100%になるような追証の支払いを要求されるのです。

また、建玉に対してかかる手数料を支払うと、証拠金は減ります。このときに追証を払うか、建玉の決済を行うかの選択を迫られるといった具合になります。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

なるほど。ショートをするには取引所に証拠金を預けて、それを担保に仮想通貨を借りるってイメージなんだね。

カネット XXX(表情名入力)カネット

ある種、借金をしているということは忘れないようにしよウ。当然、借りたものは返す必要があるし、長期間借りれば利子も大きくなるヨ。

ショート・空売りができる仮想通貨取引所

日本国内の仮想通貨取引所のうち、ショート・空売りをはじめとする仮想通貨FXができるのは、以下の7つです。

  • ザイフ
  • GMOコイン
  • DMMビットコイン
  • ビットポイント
  • コインエクスチェンジ
  • ビットフライヤー
  • みんなのビットコイン

これらの7つの取引所のうちザイフ、DMMビットコイン、GMOコインの仮想通貨FXについて説明していきます。

ザイフ(Zaif)は追証が発生しない

ザイフの特徴のひとつは、追証が発生しないことです。ロスカット率は30%と低めで、損失が大きくなりやすい状態にセットされています。

手数料

モナコインにはテーカー手数料0.1%が必要ですが、それ以外の取引手数料はゼロです。借入手数料として、1日当たり借入額の0.039%が必要になります。

ショートできる通貨

ビットコインとモナコインがショート可能です。ビットコインはAirFXという違うタイプの信用取引も設定されています。レバレッジは普通の信用取引が等倍、2.5倍、5倍、7.77倍の4種類で、AirFXは等倍、2.5倍、5倍、10倍、15倍、25倍の6種類です。

取引方法

「信用売り」を選んで1単位当たりの仮想通貨の売値、売りたい量を入力し、レバレッジ率を選択します。オプションで自動的に売買が行われる価格であるリミット売り、リミット買いの入力もできます。

なお、ザイフのFX取引について詳しくは「ザイフ(Zaif)でFX取引!最大レバレッジや手数料、買い方・売り方を詳しく解説します!」で説明しています。

DMMビットコインはショートできるアルトコインが豊富

DMMビットコインは、今回紹介する仮想通貨取引所の中で最もショートできる仮想通貨が多くなっています。ロスカット率は80%とザイフより高めです。

手数料

取引手数料はどの仮想通貨の銘柄についても無料です。ただ、建玉がある場合、金額の0.04%に当たる手数料が毎日、必要となります。

ショートできる通貨

ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、リップル、ライトコイン、イーサリアムクラシック、ネムの7銘柄です。レバレッジは5倍固定です。

取引方法

画面右上のストリーミングパネルで取引したいペアを選び、仮想通貨の数量を入力します。損切りなどのオプションも設定されています。

なお、DMMビットコインのFX取引について詳しくは「DMMビットコイン(DMM Bitcoin)でFX取引!最大レバレッジや手数料、買い方・売り方を詳しく解説します!」で説明しています。

GMOコインは使いやすい

ショートできる仮想通貨は5銘柄とDMMビットコインに次いで多いうえ、使い勝手の良さが評価されているのがGMOコインです。ロスカット率は75%です。

手数料

こちらも取引手数料は無料となっています。レバレッジ手数料は毎日、建玉の金額の0.04%が必要で、DMMビットコインと同じ設定となっています。

ショートできる通貨

ショートできるのはビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リップルです。レバレッジはビットコインが5倍と10倍、他は5倍固定です。

取引方法

取引したいペアを選んで数値を入力するところまではDMMビットコインと同じですが、成行注文をはじめ5種類の注文タイプをワンクリックで選択できるなど、便利な仕組みとなっています。

なお、GMOコインのFX取引について詳しくは「GMOコインでFX取引!最大レバレッジや手数料、買い方・売り方を詳しく解説します!」で説明しています。

ショート・空売りに関する疑問

ショート・空売りになじみがない人にとって、さまざまな疑問があるのは当然です。タイミング、税金、ロングとショートの比率という代表的なもの3つについて、簡単に解説していきます。

空売りをするタイミングは?

仮想通貨の価格が下がると判断できるタイミングで空売りを行うと、利益が得られる可能性は高くなります。2018年8月中旬現在は価格が下落傾向なので、狙い目かもしれませんね。

とはいえ、値動きを正確に予測するのは難しいものですが、そんな時に役立つのが「テクニカル分析」。テクニカル分析はチャートの動きから価格変動を予測するもので、仮想通貨投資を行ううえで知っておいて損はありません。

詳しくは「仮想通貨投資で利益を出すならテクニカル分析が必須!活用方法を徹底解説」で説明しています。

ショートで得た利益にも税金がかかる?

現物取引であっても信用取引であっても、仮想通貨による利益であることに変わりはありません。年間で20万円以上の利益が出れば、確定申告を行って納税することが必要になります。

ロング・ショートの比率とは?

信用取引によって仮想通貨を買っている状態がロング、売っている状態がショートで、この比率を確認することは重要。

なぜならロングとショートの比率を確認しておくことで今後、その仮想通貨の価格が上がるのか、下がるのかについて、ある程度の予測ができるためです。

例えばショートの比率が高いと、将来的に買いが入って上がる可能性が高いという感じです。

ロング・ショートの比率はdatamish.comなどで確認が可能です。8月中旬時点でのビットコインで見てみましょう。上の画像がロング、下の画像がショートです。

ロング ショート

この時点ではロングが29.07K、ショートが26.62Kぐらいで、ロングの方が2.45Kほど多くなっているのが分かります。

カネット XXX(表情名入力)カネット

仮想通貨は買う人が多ければ価格が上がル。だからロングよりもショートの比率が高ければ将来的にたくさんの人が買うという予想が付くヨネ?となると、価格も上がる可能性があるンダ。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

なるほどね。逆に、みんなが一斉に売れば価格が下がっちゃうから、ロングの比率が高いと下がるかも…ってことなのね。

カネット XXX(表情名入力)カネット

もちろん、あくまで目安だから絶対ではないヨ。でも価格変動の予想に役立てる方法として覚えておこウ!

売りから入れるショートをうまく活用しよう(まとめ)

仮想通貨の現物を持っていなくても売りから入ることができるショートは、うまく活用すれば価格が全体的に下降している局面でも利益が得られる可能性があります。

価格が上昇している局面で利益を得ることは、決して難しくありません。価格が下降しており、多くの人が含み損を抱えやすい局面で利益を得るためにも、ショートをうまく活用しましょう。