仮想通貨は違法コピーや偽造の心配はない?法定通貨との違いについて解説

仮想通貨は違法コピーや偽造の心配はない?法定通貨との違いについて解説

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

仮想通貨ってプログラムで出来ているのよね?それじゃあプログラムファイルとかをコピーすれば、仮想通貨を増やして自分の利益にできるんじゃないの?

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

言われてみれば……僕は仮想通貨のプログラムがよくわからないけど、ハッカーとかならできそうだよね

カネット XXX(表情名入力)カネット

そう不安に思う気持ちはわかるケド安心しテ!仮想通貨は違法コピーや偽造の心配が無いモノなんダ!その理由をじっくり説明していくネ!

法定通貨(円やドルなど)の紙幣は、違法コピーや偽造された偽物が出回る事件が頻繁に起こっています。

一方、仮想通貨はコピーや偽造される心配はないのでしょうか。また、気づかずに偽物の仮想通貨を購入してしまうことはないのでしょうか。

仮想通貨は、法定通貨とは運用方法が異なることから、コピーや偽造されることはまずありません。

仮想通貨の仕組みや運用方法が理解できれば、より安心して仮想通貨の取引ができるでしょう。

今回は、仮想通貨にはコピーや偽造の心配がない理由、そして、法定通貨との違いについても詳しく解説します。

仮想通貨にはコピーや偽造の心配がない理由

仮想通貨にはピア・ツー・ピア(P2P)やブロックチェーンなど、法定通貨にはない特徴があります。まずは、仮想通貨にはコピーや偽造の心配がない理由を確認していきましょう。

すべての取引が公開されている

仮想通貨はすべての取引が公開されており、取引記録は世界中の誰でもリアルタイムで見られるようになっています。

誰でも見られるので、もし取引記録がコピーや偽造されても、すぐにわかってしまうのです。

仮想通貨の取引は、マイニングに参加している人(マイナー)たちが承認しない限り、その取引は成立しません。

法定通貨のような集中管理ではなく、すべての取引を公開して相互管理する仕組みがあるのが、仮想通貨の大きな特徴です。

ピア・ツー・ピア(P2P)で相互管理する仕組みがある

仮想通貨に相互管理する仕組みがあるのは、「ピア・ツー・ピア(P2P)」型のネットワークを採用しているからです。

ピア・ツー・ピアは一つのサーバーにアクセスするのではなく、コンピューター同士で直接送受信をするのが特徴。

すべての取引記録が複数のコンピューターに保存されており、相互に取引の正しさや安全性を確認し合っているのです。

仮想通貨の取引記録は、偽造や改ざんが難しいブロックチェーン上に保存され、すべて公開されています。

そのため、一つのコンピューターで偽造や改ざんが行われても、すぐにわかってしまうのです。

ブロックチェーン技術で取引履歴の改ざんが困難

仮想通貨のコピーや偽造が難しいのは、ブロックチェーン技術が使われていることも理由の一つです。

ブロックチェーンの特徴は、以下の二つです。

  • 取引履歴が一本の鎖に記録されていること
  • 一方向にしか流れないこと

仮想通貨の個々の取引(トランザクション)をまとめて一つのブロックとし、それをマイナーが承認して、チェーンの最後尾につなげます。

そして、この鎖はピア・ツー・ピアで接続したすべてのコンピューターに記録されているので、偽造や改ざんをしようとしてもすぐにわかってしまうのです。

また、個々の取引やブロックは、ハッシュ関数を使ってハッシュ値に暗号化しています。

取引データからハッシュ値を生成するのは簡単ですが、ハッシュ値から元データを割り出すのは難しいのです。

また、ブロックチェーンは一方向にしか流れないので、取引記録やブロックを偽造すると、それ以降のブロックをすべて書き換えなくてはいけなくなります。

そのため、ブロックチェーン技術を採用している仮想通貨は、コピーや偽造ができないのです。

送金時に秘密鍵による署名を行う

仮想通貨は送金時に「公開鍵暗号」と「電子署名」という技術が使われているのも、データの書き換えが難しい理由の一つです。

仮想通貨の送り手は、送金をするときに秘密鍵による署名を行うので、秘密鍵を所有している人の許可がなければ送金されません。

そして、仮想通貨の受け手は、受け手の秘密鍵を使って送金データの復号を行います。

送金データ自体は公開されているので誰でも確認できますが、秘密鍵がないと通貨を受け取れない仕組みになっているのです。

そのため、秘密鍵を第三者に知られないように管理しておけば、送金時に仮想通貨を盗まれることはありません。

カネット XXX(表情名入力)カネット

仮想通貨は取引をみんなで監視していて、正しい取引は多数決で決まるんダ。だから、誰か一人が不正をしようとしても多数決で負けるカラ、不正取引を防ぐ仕組みになっているんダ

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

あと、秘密鍵は暗証番号みたいなものね。これがバレたら暗証番号がバレるのと一緒だから注意が必要よ

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

詳しい技術はよくわからないけど、みんなで不正が起こらないかを見張り合ってるから偽造とかが発生しにくいってことだね!

法定通貨(紙幣)の偽造防止対策

仮想通貨にはコピーや偽造の心配がない理由がわかりましたが、法定通貨も印刷方法を工夫することでコピーや偽造対策を行っています。

次に、法定通貨(紙幣)の偽造防止対策についてお伝えします。

凹版印刷や透かし

紙幣は「凹版印刷」という印刷方式を使い、お札を触ったときに偽札と区別できるような工夫をしています。

紙幣の料額や日本銀行券という文字の部分は、「深凹版印刷」という印刷方式でインキを高く盛り上げており、触るとざらざらした感じがあります。

インキを高く盛り上げるのは通常のカラーコピー機では難しく、偽札と区別するための工夫の一つです。

また、紙幣の右下には目の不自由な方が識別できるように、深凹版印刷によって券種ごとに識別マークを印刷しています。

また、紙幣を光に透かすと肖像などの模様が浮かび上がる「透かし」も、偽造防止対策の一つです。

たとえば、1万円札は紙幣を光に透かすと、中央に福沢諭吉の肖像が浮かび上がります。また、右側に棒状の模様が3本浮かび上がるような加工も施しています。

傾けると数字や画像が見える技術やマイクロ文字

他にも、傾けると数字や画像が見える技術や、小さな文字でコピーや偽造を防ぐマイクロ文字もあります。

紙幣を傾けると、額面数字や画像が見えるホログラムという技術を施しており、1万円札を傾けると、上図のように桜の花びらなどが見えます。

また、1万円札の表面には額面数字、裏面には「NIPPON」の文字が浮かび上がって見える潜像模様も施しています。

さらに、1万円札をよく見ると、小さな文字(マイクロ文字)で「NIPPONGINKO」という文字が印刷されているのがわかります。

マイクロ文字を印刷すると、カラーコピー機では文字がつぶれてしまうので、再現が難しくなるのです。

このように、法定通貨も違法コピーや偽造を防止するために、さまざまな対策を行っています。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

法定通貨も偽造防止のためのこだわりがすごいね……カラーコピー機では印刷しきれない小さい文字かぁ……。虫眼鏡で探すだけでも苦労しそうな予感がする……!

カネット XXX(表情名入力)カネット

ちなみに、お札をコピー機で印刷しようとしても、マシン側が中断するヨ。コンビニに置いてあるコピー機だと警報音が鳴ったりするから、いたずら半分でも絶対にやっちゃダメなんだヨ

法定通貨の問題点

法定通貨もコピーや偽造を防ぐために印刷方法を工夫していますが、問題点もあります。ここでは、法定通貨の問題点について確認していきましょう。

集中管理

円やドルなどの法定通貨は、取引記録は公開されておらず、一つのサーバーで集中管理をしています。

外部の人間がアクセスするのはハードルが高いので、データの偽造や改ざんなどは基本的には難しいでしょう。

しかし、内部の人間なら容易にアクセスできる可能性があり、不正が発覚するまでに時間がかかることもあります。

たとえば、銀行員が立場を利用して、顧客資金に手を出してしまうのは典型的な事例です。

このように、内部でデータの偽造や改ざんが起こる可能性があるのが、集中管理の問題点です。

仮想通貨はピア・ツー・ピア型のネットワークを採用し、取引記録が公開されているので、一つのコンピューターでデータの書き換えがあってもすぐに発覚します。

現金決済が多い

経済産業省は11日、クレジットカードや電子マネーなどで支払う「キャッシュレス決済」の比率を2025年に40%に高める目標を決めた。これまでは27年の達成を目指していたが、2年前倒しする。現金決済に慣れない訪日観光客が増えるなか、支払時の利便性を高めて旺盛な需要を取り込む。

引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29262740R10C18A4EE8000/

日本はキャッシュレス決済の普及を進めていますが、まだ現金決済が多いのが現状です。

現金決済が多い現状は、紙幣のコピーや偽造が起こりやすい環境であることを意味します。

キャッシュレス決済が普及し、現金が使われる機会が減少すれば、紙幣のコピーや偽造も減少していくでしょう。

もちろん、キャッシュレス決済もカード情報の保護、ハッキング対策などの課題はあります。

しかし、法定通貨のコピーや偽造を防止するには、キャッシュレス決済の普及は不可欠なのです。

人が偽札に気づかない可能性がある

先ほど紹介したように、国は印刷方法を工夫するなど、紙幣の偽造防止対策に力を入れて取り組んでいます。

しかし、状況によっては、偽札を渡されても気づかない可能性があります。

お店で現金をやり取りする短い時間で、偽札だと気づける人はどれくらいいるでしょうか。

おかしいなと思っても、お客に対して「偽札ではないですか」と聞けない人もいるかもしれません。

日頃から紙幣のコピーや偽造を意識している人なら気づけるかもしれませんが、直接現金をやり取りする場合は、偽札だと気づかない可能性があるのです。

機械が偽札を識別できない可能性がある

いくら紙幣の偽造防止対策をしても、機械が偽札を識別できなければ意味がありません。

たとえば、自動販売機や両替機などで偽札を使用したときに、機械が本物だと認識してしまうとお金が不正に盗まれてしまいます。

最近の機器は、偽札かどうかを検知する機能がついているので、偽札が使える機械はほとんどないでしょう。

しかし、高度な偽札を作る技術ができれば、機械が本物だと認識してしまう可能性があります。

カネット XXX(表情名入力)カネット

法定通貨は偽造を防止するために色々な対策を練っているけれど、それでも偽札が流通してしまうことがあるんダ。人間の手でお会計を確認する場だとその可能性が高いネ

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

偽札を作る手段はほぼ無いに等しいけれど、『偽札の偽造は絶対にありえない』と断言することもできないのね……

偽物の仮想通貨を気づかずに購入してしまうことはないのか

最後に、偽物の仮想通貨を気づかずに購入してしまうことはないのかを確認していきましょう。

国内取引所なら基本的にはない

ビットフライヤーやザイフなど、国内の仮想通貨取引所なら、偽物の仮想通貨を気づかずに購入してしまうことは基本的にはありません。

先ほど紹介したように、仮想通貨はブロックチェーンやピア・ツー・ピア型のネットワークなど、コピーや偽造が難しい仕組みになっているのです。

また、国内取引所は金融庁の審査をパスして、仮想通貨交換業の認可を受けている取引所のみが運営できています。

取扱通貨もビットコインやイーサリアムなどの主要通貨に限られているので、国内取引所の売買取引であれば、偽物の仮想通貨を購入することは、基本的にはないでしょう。

ただし、取引所へのハッキングリスクはあるので、アカウントの管理には十分に注意する必要があります。

保有通貨をより安全に保管するには、取引所に預けたままにせず、オフラインで管理ができるハードウェアウォレットなどを利用するのがおすすめです。

詐欺サイトに注意する

偽物の仮想通貨を購入しないためには、詐欺サイトに注意することが大切です。

仮想通貨の取引をするときに国内取引所を利用すれば、偽物の仮想通貨を購入する可能性は低いでしょう。

しかし、運営元が不明なサイトや、本物そっくりのフィッシングサイトを利用すると、仮想通貨を盗まれる可能性があります。

詐欺サイトに引っかからないためには、いつも使っている取引所であってもURLをチェックすることです。

名前を聞いたことがないサイトや運営元が不明なサイトは、詐欺である可能性が高いので、使わないようにしましょう。

直接取引に応じない

仮想通貨はウォレットアドレスを使って、個人間で直接送金できるので、直接取引を持ち掛けられる可能性があります。

高利回り投資への誘いがSNSなどを経由して来ることもありますが、このような取引所を介さない直接取引には手を出さないことが大切です。

知らない人からの直接取引に応じると、偽物の仮想通貨を買わされたり、仮想通貨を盗まれたりする恐れがあります。

仮想通貨の取引は仮想通貨取引所を利用し、直接取引には応じないようにしましょう。

カネット XXX(表情名入力)カネット

仮想通貨には偽物は無いんダ。ただし、それはちゃんとした取引所から購入した場合のみだけどネ!

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

仮想通貨はデータだから、ビットコインを購入したはずなのに、嘘の残高が表示されている可能性もあるもんね……ちゃんと金融庁の認可が降りた取引所から買わなきゃだね!

仮想通貨はコピーや偽造の心配はないが、詐欺サイトやハッキングには気を付けよう!

仮想通貨の取引記録は公開されており、ピア・ツー・ピア型のネットワークで相互に管理し合う仕組みがあります。

また、仮想通貨はブロックチェーン上に保存されており、改ざんが困難であるため、基本的にはコピーや偽造の心配がないのです。

しかし、詐欺サイトやハッキングにより、仮想通貨を盗まれる可能性はあります。

仮想通貨の取引を行うときはパスワードや秘密鍵の管理に注意して、ハッキング被害などに気をつけましょう。