仮想通貨の格付けランキング!WeissRating社・中国それぞれの評価基準を解説

仮想通貨の格付けランキング!WeissRating社・中国それぞれの評価基準を解説

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

仮想通貨について調べれば調べるほど、たくさん種類があってどれがいいのか迷っちゃうんだよね…。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

サトシくん、それなら格付けランキングを参考にするのもひとつの方法よ。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

格付けランキング!?そんなのがあるんだ!

カネット XXX(表情名入力)カネット

仮想通貨の格付けは現在、主にアメリカと中国の格付け機関によって行われているンダ。

各国の国債には格付けがあり、そこから信用度を推し量ることができます。仮想通貨にはこのような格付けがありませんでしたので、信用に足るかどうかは自分で情報収集する必要がありました。

ところが、最近になって仮想通貨の格付けを行うところが出てきたのです。米の独立系格付け会社のWeissRatingと、中国系のシンクタンク・CCIDです。

それぞれ仮想通貨に対してどのような評価基準で格付けを行ったのか、格付けが仮想通貨にどのような影響を与えたのかなどについて、説明していきましょう。

WeissRating社による仮想通貨格付けランキング

2018年1月、WeissRating社は仮想通貨についても格付けを行うと発表しました。発表とほぼ同時に格付けを公開し、数度にわたって格付けの修正を行っています。

WeissRating社とは

WeissRating社は1971年に設立された格付け会社で、米国内のほぼすべての金融機関の格付けを行っていることで知られています。

同業他社とは異なり、評価対象となる企業や団体からの報酬を受け取っていないことを明言しており、米政府会計検査院(GAO)からも高く評価されています。

格付けの基準となる4つの指標

WeissRating社の格付けには、4つの指標があります。リスク評価(Risk)、リターン評価(Reward)、技術評価(Technology)、普及度評価(Adoption)です。

リスク評価(Risk)

どのぐらいの価格下落リスクがあるかということを評価します。下落リスクは、評価期間中の価格変動の大きさから予測します。

リターン評価(Reward)

どのぐらい継続して価格が上昇しており、投資によって利益が得られるかを評価します。ベンチマーク対象であるビットコインと比べて、どちらが多いリターンが期待できるかも評価対象です。

技術評価(Technology)

バージョンアップへの対応や、他のブロックチェーンとの互換性など、技術面を評価します。電力消費量が評価対象になっているのが面白いところです。

普及度評価(Adoption)

その仮想通貨が、どれだけ広く社会に受け入れられているかという評価です。決済や送金のスピードなどが評価対象で、非中央集権的であることも評価を上げる要因となっています。

WeissRating社の格付けをランク別で紹介

では、WeissRating社の2018年5月現在の仮想通貨格付けはどのようになっているのでしょうか。国内取引所で取り扱いのある銘柄の評価や、それ以外でも評価が高かったものについて紹介しましょう。

国内取引所で取り扱いのある主な仮想通貨のランク

仮想通貨格付けランク
ビットコイン(BTC)B⁻
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
ライトコイン(LTC)C+
ネム(XEM)
リスク(LSK)
ビットコインキャッシュ(BCH)C-

真っ先に名前が挙がるのがビットコインで、A~Eの5段階評価で「B-」と比較的高評価です。ビットコインキャッシュは「C-」で、やや評価は辛めです。

イーサリアムやリップルについても、ビットコインと同じ「B-」と同じ評価となっています。ライトコインとネムは「C+」で、ビットコインキャッシュよりも高めの評価です。

ビットフライヤーで取り扱っているリスクは「C」で、モナコインについては今回の評価に含まれていませんでした。

その他評価が高かったアルトコイン

アルトコインの中ではビットコインやイーサリアムを上回る「B」評価をもらった銘柄が3つあります。カルダノ、デクレッド、イオスです。

カルダノはエイダコインともいい、オンラインカジノ「カルダノ」などで使われています。デクレッドはマイニング認証システムを改善するなどの技術力が高く評価されたようです。

また、イオスはソフトウエアの開発プラットフォームを作るための仮想通貨で、こちらも極めて高速な承認システムを持つなど、技術面が評価されています。

第1回の格付けから現在までの動向

第1回の格付けでは、ビットコインを「C+」と辛めに評価するなどしたことから、各方面で驚きを持って受け止められました。技術面の問題点が辛めの評価につながったと説明しています。

リップルについても、第1回の評価はビットコインよりも下の「C」でした。これは中央集権的なシステムが評価を下げる原因になったなどとされています。

ただ、その後の格付けはどちらも上昇し、世間一般の評価に近づきつつあります。とはいえ、それでもビットコイン、イーサリアム、リップルの御三家を上回る銘柄があるあたり、独自性を感じます。

カネット XXX(表情名入力)カネット

Weiss Rating社の格付けランキングでは、日本で知名度の高い主要通貨だけでなく、カルダノやイオスなどマイナーな通貨も高い評価を獲得しているンダ。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

ビットコインよりも高い評価となると、期待してもいいかもね。一度調べてみよっと!

カネット XXX(表情名入力)カネット

ただ、格付け機関ごとに判断基準があって、それらに照らし合わせた結果のランキングであることを忘れないヨウニ!実際に中国のランキングと比べてみようカ!

中国CCIDによる主要通貨格付けランキング

中国政府系のシンクタンク・CCIDも仮想通貨の格付けランキングを発表し、WeissRating社のものと合わせて注目を集めています。

CCIDとは

CCIDは中国工業情報化省の傘下のシンクタンクです。中国国内の市場調査リポートなどを行っており、日本にも事務所を設置しています。

中国政府肝いりということで中立性には問題がありますが、逆に言えばCCIDの評価は中国政府そのものの評価だと言ってもいいでしょう。

格付けの基準となる3つの指標

CCIDの格付けには、3つの指標があります。技術性応用性、革新性です。どちらかと言えば、技術面を重視した評価です。

仮想通貨が広く使われているかどうか、知名度が高いかどうかなどについては、CCIDの評価の対象外だと言っていいでしょう。

技術性

CCID側の指標についてはもうひとつ具体的ではありませんが、技術性については基礎となる技術力の高さが評価基準になっているとみられます。

応用性

応用性については、仮想通貨に使用されている技術がどれほどの分野に応用できるかということを評価しているとみられます。

革新性

革新性については、いかに使用されている技術が革新的であるかどうかだとみられます。「枯れた技術」に対しては点が辛くなる可能性があります。

2018年5月発表の第1回格付け

第1回格付けの対象は28銘柄で、1位になったのはイーサリアムです。2位にはスチーム、3位にはリスク、4位にはネオ、5位にはコモドがランクインしています。

技術性はスチーム、応用性はネオ、革新性はビットコインがそれぞれ1位です。イーサリアムはトップの項目こそないものの、全体のバランスの良さで1位になっています。

革新性では1位になったビットコインですが、全体の順位は13位にとどまっています。点数が公表されている15銘柄のうち、技術性で最下位となったことが響いているようです。

ちなみに、16~28位は点数が公表されていませんが、リップル17位、ライトコイン21位、ビットコインキャッシュ25位、ネムが最下位の28位となっています。

2018年6月発表の第2回格付け

第2回格付けでは30銘柄が対象となり、1位はイオスとなっています。2位は前回1位のイーサリアム、3位がランクアップしたネオ、4位ステラ、5位のリスクは2ランクダウンです。

技術性と革新性ではイオス、応用性ではネオがトップになっています。イオスは技術性と革新性で飛び抜けた評価を得たことが1位となった要因です。

ビットコインは革新性では2位と相変わらず高い評価ですが、それ以外が振るわず、17位にランクダウンしています。

主な仮想通貨だとリップルが9位にランクアップ、ライトコインは24位、ビットコインキャッシュは28位にランクダウン、ネムは今回も最下位の30位となっています。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

たしかに、格付け機関によってランキングの結果がちょっと違うわね。

カネット XXX(表情名入力)カネット

とはいえ、Weiss Rating社の格付けでも高評価だったイオスなんかはこちらでも高い評価を得てイルヨ。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

でも、仮想通貨の王様であるビットコインが意外に低い評価だったりするよね。これ、投資家からいろんな反響があったんじゃないかな。

格付けランキングの結果に対する反響

WeissRating社やCCIDの格付けで、時価総額トップのビットコインの評価が思ったほどでもなかったこともあり、投資家らからさまざまな意見や反応が寄せられています。

また、格付けの結果がサイバー攻撃に発展してしまうなど、物騒な結果を招いてしまったという側面もあるようです。

時価総額ランキングや認知度とのギャップ

WeissRating社の最初の格付けが公表されたときに驚きを持って受け止められたのが、ビットコインの評価が「C+」と辛めだったことです。

ビットコインといえば仮想通貨の先駆者的存在で、現在でも時価総額ではトップを走っています。にもかかわらず、時価総額で下回るアルトコインよりも下に格付けされたのですから、驚かれるのも分かります。

これはビットコインの送金遅れをはじめとする技術面の問題が点数を下げてしまったことが原因なのですが、セグウィット実装による送金スピードの改善などによって現在は「B-」となっています。

それでも、時価総額1位のビットコインや、2位のイーサリアムを上回る評価を得ている仮想通貨が3銘柄もあるのです。2018年8月6日現在の時価総額だと、イオスは5位、カルダノは8位、デクレッドに至っては29位です。

また、CCIDの格付けについては、ビットコインコミュニティーから「仮想通貨として最長の実績を持っているにもかかわらず、13位は納得できない」と批判が出ています。

上にも書きましたように、CCIDの格付けは技術面のみを評価しており、現時点でどれほど広く使われているかについては評価の対象外です。

ビットコインが仮想通貨として知名度が高く、広く使われていることが評価されていないのですから、ビットコインコミュニティーの批判も理解できます。

投資家の意見・反応

投資家からもさまざまな意見が出ています。米のヘッジファンド、ブロックタワー・キャピタルのアリ・ポール氏はWeissRating社のビットコインの初期評価に対して批判を表明しています。

「WeissRating社の評価は取引における価値を過大評価して、安全性やセキュリティー面、非中央集権性を過小評価している」というのが、ポール氏の批判です。

その後、WeissRating社のビットコインの評価が上昇したことを考えると、ポール氏の批判にも一理あったということかもしれません。

逆に米紙ウォール・ストリート・ジャーナルなどはWeissRating社の格付けに対して高い評価を与えるなど、評価は分かれているようです。

格付けの結果がサイバー攻撃に発展

一方、WeissRating社は「仮想通貨評価サイトが韓国からのサイバー攻撃に遭った」とブログに書いています。自国の仮想通貨の低評価を恐れ、公開させないためのものだと説明しています。

WeissRating社の主張が正しいかどうかは何とも言えないところですが、事実ならWeissRating社の格付けが一定の信頼を得ていることの裏返しとも言えそうです。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

仮想通貨の格付けがサイバー攻撃にまで発展しているのね…。

カネット XXX(表情名入力)カネット

正確な事実関係は不明だケド、ランキングの結果が値動きに影響することを懸念した末の犯行とみられてイル。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

ってことは、それだけ格付けの影響力が大きいってことだよね。

カネット XXX(表情名入力)カネット

そうだネ。ただ、格付けの内容を全て鵜呑みにするのは危険ダヨ。

格付けに対する心構え

こうした格付けに対して必要な心構えは、安易に信じないこと、随時見直されているのを理解しておくことです。また、複数のソースで情報収集を行うことも重要です。

格付けを安易に信じない

WeissRating社にしてもCCIDにしても、仮想通貨の格付けは特定の組織が行っており、100%客観性が担保されているというわけではありません。

実際、WeissRating社とCCIDでは格付けにおいて重要視している要素が違っているため、ビットコインをはじめ、それぞれの仮想通貨の順位も異なっています。

このような格付けを盲信するのは危険です。あくまでも評価基準のひとつとして考えるぐらいでいいのではないでしょうか。

格付けは随時見直されている

上でも触れていますが、格付けは随時見直されています。WeissRating社の場合だと、最初の格付けはイーサリアムの方がビットコインより上でしたが、その後の見直しで同格になっています。

ちょっと前の格付けを絶対的なものだと思っていても、その後見直されている可能性があります。常に最新の格付けをチェックしておきましょう。

複数のソースで情報収集を行う

情報収集に利用できそうなサイトはいくつかありますが、代表的なものとしてコインマーケットキャップ、CryptoMiso、モーニングスターなどが挙げられます。

いずれも時価総額をはじめ、さまざまな見地からランキングが公表されています。見比べることで、どの仮想通貨が「買い」なのかが見えてくるでしょう。

時価総額ランキングサイト「コインマーケットキャップ」

1,000を超える仮想通貨の時価総額がすべてランク付けされているサイトです。どの仮想通貨の時価総額が高いのかが、ひと目で分かるようになっています。

時価総額が高いということは、その仮想通貨がそれだけ市場から高く評価されていることを意味しており、市場の動向を知る情報のひとつとなり得ます。

600以上の仮想通貨を格付けしたサイト「CryptoMiso」

さまざまなソースコードを公開しているソフトウエア開発プラットフォーム「GitHub」が運営している仮想通貨格付けサイトで、600を超える仮想通貨のランキングが掲載されています。

SBIグループが運営する金融総合サイト「モーニングスター」

こちらは日本企業が運営しているサイトで、仮想通貨の時価総額上位100位が掲載されています。また、今後WeissRating社のような格付けを行うこともアナウンスしています。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

Weiss Rating社とCCID以外にも、仮想通貨の評価を載せているサイトは結構あるんだね。

カネット XXX(表情名入力)カネット

もちろんどれが正しくてどれが間違いというわけではナイ。それぞれの評価をよく確認し、その仮想通貨についてしっかりリサーチしたうえで、将来性に期待できるものに投資するようにシヨウ!

格付けを鵜呑みにしない!あくまでひとつの目安として考えよう(まとめ)

WeissRating社にしろCCIDにしろ、仮想通貨の格付けが一定の評価を得ていることは確かで、評価基準のひとつとして利用できるのは確かです。

ただ、格付けはあくまでも特定機関の評価に過ぎませんので、過信は禁物です。仮想通貨を評価するときには、特定の格付けを鵜呑みにするのではなく、さまざまなソースで情報収集を行いましょう。