仮想通貨のOCO注文とは?IFD・IFOとの違いや注文方法、対応取引所を解説!

仮想通貨のOCO注文とは?IFD・IFOとの違いや注文方法、対応取引所を解説!

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

仮想通貨の注文方法って、成行注文と指値注文だけなのかな?

カネット XXX(表情名入力)カネット

基本的にはその2種類だケド、中には「OCO注文」や「IFD注文」などの特殊注文ができる取引所もあるヨ。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

名前を聞いただけで難しそうな注文方法ね…。

カネット XXX(表情名入力)カネット

大丈夫!理解してしまえば難しくないヨ。詳しく説明していくネ!

仮想通貨には一般的な売買取引以外にも、さまざまな特殊注文があります。仮想通貨取引で可能な特殊注文は、以下の4種類です。

  • OCO注文
  • IFD注文
  • IFO注文
  • ストリーミング注文

特殊注文を知っておくと、今後の価格が読めないときなどに役立つため、より高度な取引が行えます。

特殊注文は仮想通貨FXで使える

これらの特殊注文は基本的に一般的な取引ではなく、仮想通貨FXと呼ばれる取引で可能になっています。今回は4つの特殊注文について、説明していきます。

なお、FX取引について詳しくは「仮想通貨のレバレッジ取引は危険?特徴やメリット・デメリットを徹底解説」で説明しています。

カネット XXX(表情名入力)カネット

まず大切なのが、特殊注文はFX取引で主に使われる方法だというコト。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

FX取引というと、レバレッジをかけたり、空売りができる取引のことよね。

カネット XXX(表情名入力)カネット

ソウ。だから、現物取引ではできないということを覚えておいテ。

値動きが予想できないときに便利な「OCO注文」

OCO(オーシーオー)注文は「One Cancels the Other」の略で、あらかじめ異なる2種類の注文を出しておく注文方法

2種類の注文を出すことはOCO注文でなくても可能ですが、OCO注文は片方が成立すればもう片方が自動的にキャンセルされるという特徴があります。

OCO注文とは

仮想通貨に限らず一般的な取引は、売却価格をちゃんと決めておかなければなりません。値段をちゃんと決めずに何かを売る、なんてことは普通では考えられませんよね。

その常識では考えられないことを行うのが、OCO注文なのです。あらかじめ2種類の注文を出しておき、仮想通貨の相場の流れに合わせてどっちかを採用してもらうというものです。

たとえば、価格が上昇したときを想定して利益確定の売り注文を出す一方で、価格が下落したときを想定して損切りのための売り注文も出すといった具合です。

こうすることで仮想通貨の価格が上昇すれば確実に利益を手にすることができますし、下落したときでも傷が深くなる前に損切りができるというふうになっています。

実は、単に2種類の注文を出すだけならば、OCO注文でなくても可能です。ただ、その場合は片方が約定しても、もう片方を自動的にキャンセルできる仕組みになっていません。

もしキャンセルを忘れると両方の注文が成立し、利益が目減りするという困った事態になってしまいかねないのです。

OCO注文ならば片方が約定すればもう片方は自動的にキャンセルされるので、キャンセル忘れによる利益の目減りを気にしなくてもよくなります。

OCO注文の流れ

下図のように2018年8月下旬現在のビットコインは、1BTC=70万円前後で乱高下を繰り返している状態で、次の日にどのようが値動きになるかなかなか判断が難しいところがあります。

このような状況で役に立つのがOCO注文です。ビットコインを70万円で購入したあと、71万円で売却する利益確定注文と、69万円で売却する損切り注文を出しておくとしましょう。

もしビットコインが上がれば71万円で売って利益確定することができますし、逆に下がれば69万円で自動的に損切りしてくれる仕組みになっているのです。

たとえ大幅に下落して1BTC=66万円あたりになったとしても、既に69万円で売られているので傷はそれほど深くならないというわけですね。

OCO注文のメリット・デメリット

OCO注文のメリットは上にも書きましたが、仮想通貨の価格が急落したときでも傷が深くならないことです。あらかじめ損切り価格が設定されているからです。

価格が上がったときに、タイミングを逃さずに利益確定できることもメリットです。値動きが激しいときには価格が上がった直後に下落し、利益確定のチャンスを失うことも考えられますよね。

一方、デメリットとしては急騰したときでも大きな利益を出せないことが挙げられます。上のビットコインの例でいえば、たとえ73万円に上がっても既に71万円で売られているためです。

また、値動きが激しいときには、急落した直後に急騰ということもあります。このときに先に損切りされ、得られるはずだった利益が得られなくなるのもデメリットと言えます。

上の例で言えば、68万円まで価格が落ちた直後に72万円になっても、利益が得られません。68万円まで落ちる過程で、損切りされてしまっているからです。

OCO注文が可能な国内取引所

国内の仮想通貨取引所の中で、OCO注文が可能なのは下の4つです。それぞれ、OCO注文が出せる銘柄などに違いがあります。

  • ビットフライヤー
  • GMOコイン
  • ビットポイント
  • DMMビットコイン

まずビットフライヤーとビットポイントは、ビットコインのみOCO注文が可能です。一方、GMOコインはビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リップルでできます。

最も銘柄数が多いのはDMMビットコインで、ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、イーサリアムクラシック、ライトコイン、リップル、ネムの7つで可能になっています。

カネット XXX(表情名入力)カネット

OCO注文は簡単に言うと「2つの注文を同時に出せて、どちらかしか約定しない」という注文方法ダネ。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

価格が下がる場合と上がる場合、どちらの可能性にも対応できるって便利よね。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

しかも、約定しなかった方は自動的にキャンセルになるのもミスがなくていいよね!

カネット XXX(表情名入力)カネット

慣れるまではコツがいるけど、効果的に使えればすごく有利に取引が進められる注文方法だヨ。

新規注文と決済注文が同時に出せる「IFD注文」

IFD(アイエフディー)注文とはある価格で仮想通貨を購入する注文と同時に、ある価格で仮想通貨を決済する注文を出すというものです。

最初の注文が成立すると次の注文が有効になるという仕組みで、IFDというのは「もし成立すれば(If Done)」の略称です。

IFD注文とは

一般的な取引では、手元に現物があるときに売り注文を出します。まだ現物が手元にないから買って注文するにしても、購入と売却の注文を同時に出すようなことは考えられません。

そんな常識では考えられないようなことをやってしまうのが、IFD注文です。予め購入価格と売却価格を決めたうえで。新規注文と決済注文を同時に出してしまうのです。

この2つの注文は、上述のように最初の買い注文が成立した段階で、次の売り注文が有効になる仕組みになっています。

これにより利益確定の注文や、仮想通貨の価格が暴落したときに備えた損切り注文を前もって出しておくことができるのです。

IFD注文の流れ

IFD注文の流れについても、上のビットコインの価格を元に説明しましょう。このような小刻みに価格が上下する状態は、値動きが読めなくて特殊注文向きだからです。

まず、ビットコインを70万円で購入する注文を予め出しておきます。同時に、72万円で売却する決済注文も同時に出しておくのです。

まずビットコインが70万円になった段階で買いが入り、同時に72万円で売却する売り注文が有効になります。あとは価格が72万円まで上がれば2万円の利益となります。

逆に相場が下がるときに備えて、68万円で売却する決済注文を出しておく方法もあります。この場合は価格が暴落しても、2万円を超える損失が出ることはありません。

IFD注文のメリット・デメリット

仮想通貨の価格の特徴は値動きが激しいことで、昼間は会社に勤めているサラリーマンの方などはチャートとにらめっこするような余裕はありませんよね。

このような状態でも、IFD注文を出しておけば、決まった価格になれば自動的に売買を行ってくれるので、チャートとにらめっこしなくてもいいのがメリットです。

デメリットは、利益確定か損切りかのどちらかしか選択できないことです。選択しなかった値動きとなった場合は、手動で決済を行わなければならないのです。

例えば利益確定のIFD注文を出した場合、価格が下落しても損切りは自動で行ってくれません。想定した価格まで上がることがないと判断したら、損切りは手動で行う必要があります。

逆に損切りのIFD注文を出した場合、いくら価格が上がっても勝手に決済してくれません。売るタイミングについては、自分で判断しなければならないのです。

さらに、IFD注文は最初に設定した価格にならないと、そもそも買い自体が行われません。IFD注文は買いが行われないと、次の売り注文が行われることはないという問題があります。

例えば、現在の価格より買い価格を大幅に高く設定すると、なかなか購入が行われませんので、いつまでも取引が始まらないなんてことになりかねません。

IFD注文が可能な国内取引所

IFD注文が可能なのは、国内では以下の4取引所です。可能な仮想通貨の銘柄については、OCO注文のときと同じです。

  • ビットフライヤー
  • GMOコイン
  • ビットポイント
  • DMMビットコイン

カネット XXX(表情名入力)カネット

IFD注文も2つの注文を同時に出せるという点はOCO注文と同じだネ。ただ、IFD注文はひとつ目の注文を2つ目に繋げられるという点が大きく違うヨ。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

OCO注文は約定するのはひとつの注文だけだったけど、IFD注文は値動きに合わせてふたつとも約定する可能性があるのね。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

あと、買いから売りまでほったらかしでOKっていうのもいいよね!

OCO注文とIFD注文の良いとこ取り「IFO注文」

IFO注文は「IFD-OCO」注文ともいいます。簡単に説明すると、OCO注文とIFD注文の「良いとこ取り」とも言えるものです。

IFO注文とは

OCO注文が可能なのは、現時点で持っている仮想通貨についてのみで、購入は自分で行わなければなりません。また、IFD注文は上述のように、利益確定か損切りのどちらかしかできません。

このデメリットを「いいとこ取り」の形で解決するのが、IFD注文です。最初の購入価格を決めると同時に、決済については利益確定と損切りの両方が決められるのです。

まず、自動的に仮想通貨を購入する金額を決めたうえで、利益確定する価格、もしくは損切りラインを設定するのです。こうすれば、どちらかの価格になると自動的に決済が行われます。

IFO注文の流れ

こちらも2018年8月下旬のビットコインの価格を元に考えてみましょう。まず、前もって70万円でビットコインを購入する注文を出すところまではIFD注文と同じです。

大きく異なるのは売り注文です。72万円になったら利益確定のために売却する注文と、68万円になったら売却して損切りする注文を同時に出します。

こうすることで、利益確定と損切りのどちらかしかできず、もう片方は手動で行わなければならないIFD注文のデメリットが解消できるというわけですね。

IFO注文のメリット・デメリット

IFO注文の最大のメリットは、一度注文を出せばあとはほぼ自動的に売買を行ってくれることでしょう。チャートに張り付けない人にとっては便利な取引です。

ただ、デメリットがないわけではありません。まず、値動きが急なときに先に損切りされ、後の価格上昇時に利益が得られないというOCO注文の欠点は解消されていません。

また、最初の買い価格を高く設定すると、いつまでたっても仮想通貨の購入が行われず、取引が始まらないというIFD取引の欠点も引き継いでいます。

「いいとこ取り」のように見えて、実際には両方の取引の欠点まで引き継いでいるのは、意外なデメリットと言っていいでしょう。

IFO注文が可能な国内取引所

IFO注文が可能なのも以下の4取引所で、可能な銘柄についても同じです。

  • ビットフライヤー
  • GMOコイン
  • ビットポイント
  • DMMビットコイン

カネット XXX(表情名入力)カネット

OCO注文とIFD注文が理解できれば、IFO注文はわかりやすいと思ウ。ふたつのメリットを併せ持った注文方法だヨ。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

ただ、理屈ではわかるけど、慣れるまで使いこなすのが難しそうな注文方法だよね。

カネット XXX(表情名入力)カネット

そうダネ。どのラインで決済・損切りするか、うまく見極めることが必要だから、少しずつ慣れていこウ。

約定範囲が設定できる「ストリーミング注文」

ストリーミング注文は成行注文の一種ですが、スリッページという値を設置できることが一般的な成行注文とは異なっています。

ストリーミング注文とは

成行注文では仮想通貨の売買の際に価格を指定せず、その時点でのレートで取引を成立させます。ストリーミング注文も基本的にはこれと同じです。

ただ、成行注文とストリーミング注文には、スリッページを設定できるという違いがあります。このスリッページの設定によって、多少なりとも有利なレートで取引が行えるのです。

スリッページ

仮想通貨は値動きが激しいことで知られており、例えばビットコインの買値のレートが70万円だったとしても、取引完了時に70万100円になるようなことが十分に考えられます。

このようなことが起きた場合、成行注文だとそのまま成立し、70万100円になります。こうしたことが起きないようにするために設定されるのが、スリッページです。

例えばスリッページをゼロに設定しておくと、ストリーミング注文を出した時点の価格でなければ取引が成立しません。必ず1BTC=70万円となるタイミングで購入されるのです。

これに対し、スリッページを50円に設定しておくと、70万100円ではビットコインが購入されませんが、70万50円ならば購入されるといった感じになります。

ただ、69万9,800円など有利な価格になっている場合には、取引が成立するようになっています。不利な価格なら見送り、有利は価格なら売買を行うということを自動的にやってくれるのです。

ストリーミング注文の流れ

ストリーミング注文ではまずスリッページを設定し、その後で注文を行います。あとは現時点で表示されている数字とスリッページから判断して、有利な価格なら取引が行われるといった具合です。

ストリーミング注文のメリット・デメリット

ストリーミング注文のメリットは、スリッページの設定内なら必ず取引成立することです。成行注文のように、結果として損な価格で取引してしまうことがありません。

逆に売り注文手続きのときに高値になったり、買い注文手続きのときに安値になったりするようなケースでは取引が成立するので、得な取引になる可能性が高くなります。

ただ、このメリットはデメリットにもつながります。設定するスリッページによっては、価格が急落しているときの売り注文や、急騰しているときの買い注文はなかなか成立しない場合があるのです。

特に価格急落時には損切りができないという事態に陥りかねませんので、急落時の損切りはストリーミング注文でなく手動で行う方がいいでしょう。

ストリーミング注文が可能な国内取引所

ストリーミング注文が可能な国内の仮想通貨取引所は他の3つの特殊注文より少なく、以下の2つになります。可能な仮想通貨の銘柄は、上と同じです。

  • ビットポイント
  • DMMビットコイン

なお、ビットポイントとDMMビットコインのストリーミング注文は仮想通貨FXだけでなく、現物取引でも可能です。

カネット XXX(表情名入力)カネット

ストリーミング注文は成行注文に近いんだけど、設定するスリッページによって約定範囲を細かく調整できるところが特徴ダネ。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

成行注文だと相場との誤差がある場合があるもんね。少しでも得できる可能性があるなら、覚えておきたい注文方法だわ。

カネット XXX(表情名入力)カネット

それに、ストリーミング注文に限ってはFX取引だけでなく現物取引でも可能なんダ。FX取引に抵抗があるという人も、まず現物取引で試せるヨ。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

どの特殊注文もクセがあるから慣れが必要だけど、使いこなせればかなり高度な取引ができそう!少しずつ練習していきたいね!

OCO注文などの特殊注文を使いこなすには慣れが必要(まとめ)

OCO注文をはじめとする特殊注文は、あらゆる値動きに対応できるため、より高度な取引が行えます。また、チャートに貼りついている時間がないという方にも便利な注文方法です。

ただ、うまく使わないと損失が拡大したり、利益が減ったりするなどのデメリットもあります。使いこなすためには、ある程度の慣れが必要な注文だということですね。