パブリックチェーンとプライベートチェーンの違いとは?仕組みやメリットを解説!

パブリックチェーンとプライベートチェーンの違いとは?仕組みやメリットを解説!

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

仮想通貨について調べてたら、パブリックチェーンとプライベートチェーンっていう言葉が出てきたんだよね。ブロックチェーンの仲間っぽいけど、どういう意味なんだろ?

カネット XXX(表情名入力)カネット

サトシくんの予想どおり、この2つはブロックチェーンに関連する言葉ダヨ。じゃあ今日は、パブリックチェーンとプライベートチェーンについて詳しく見てイコウ!

ビットコインをはじめとする仮想通貨には、ブロックチェーン技術が使われています。

ブロックチェーンは、「パブリックチェーン」「プライベートチェーン」の2つに大別され、それぞれにメリット・デメリットがあるのです。

同じ仮想通貨でも、パブリックチェーンを採用している通貨もあれば、プライベートチェーンを採用している通貨もあります。

そのため、仮想通貨を取引するときは、パブリックチェーンとプライベートチェーンの違いを理解しておくことが大切です。

今回は、仮想通貨のパブリックチェーンとプライベートチェーンの違い、そして、それぞれのメリット、デメリットについても詳しく解説します。

パブリックチェーンとプライベートチェーンの違い

まずは、ブロックチェーンの基本的な仕組みや、パブリックチェーンとプライベートチェーンの違いについて確認していきましょう。

ブロックチェーンの基本的な仕組み

ブロックチェーンは分散型台帳と言われる技術で、取引データを複数の端末(ノード)で相互管理するのが特徴です。

1つのサーバーにアクセスするのではなく、端末同士で直接送受信をするピア・ツー・ピア(P2P)型ネットワークを採用しています。

そのため、ブロックチェーンは、大量のデータを処理するために大型のサーバーを用意する必要がなく、コストが大幅に削減できるメリットがあるのです。

たとえば、ビットコインの場合、取引データを10分ごとに1つのブロックにまとめ、マイナーと呼ばれるネットワーク参加者によってブロックが承認されます。

そして、取引データ(ブロック)は複数の端末にまったく同じものが保存されるので、分散型台帳と呼ばれるのです。

ブロックチェーンは、データを暗号化して処理するため、取引データのコピーや改ざんは困難です。

さらに、複数の端末に同じデータが保存されるので、データを書き換えてもすぐに不正がわかってしまうことが、改ざんをより困難にしています。

ブロックチェーンは仮想通貨を支える技術ですが、仮想通貨以外での活用も期待されており、世界中の企業で実用化に向けた取り組みが行われています。

パブリックチェーンとプライベートチェーンの違い

比較項目パブリックチェーンプライベートチェーン
中央管理者の有無なしあり
ネットワークの参加者不特定多数許可された参加者
取引承認の実行参加者中央管理者

ブロックチェーンは、パブリックチェーンとプライベートチェーンに大別されます。上の表は、2つの違いをまとめたものです。

パブリックチェーンは中央管理者が存在せず、不特定多数のマイナーがネットワークに参加し、取引承認の実行も参加者が行います。

一方、プライベートチェーンは中央管理者が存在し、許可された者だけがネットワークに参加できる仕組みで、取引承認の実行も(実質的に)中央管理者が行うのです。

パブリックチェーンとプライベートチェーンの大きな違いは、取引承認の実行を誰が行うのかにあります。

パブリックチェーンは不特定多数の参加者によって承認が行われるので、中央管理者がいなくても取引が成立する、完全に分散化された仕組みです。

しかし、プライベートチェーンは中央管理者から許可された者だけがネットワークに参加しているので、中央管理者がいないと取引が成立しません。

主要な仮想通貨では、ビットコインとイーサリアムはパブリックチェーンリップルはプライベートチェーンを採用しています。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

パブリックチェーンとプライベートチェーンの大きな違いは、取引承認を誰がするかってことなのね。

カネット XXX(表情名入力)カネット

そういうことダネ。ブロックチェーンは完全に分散化された管理システムだと思われがちだけど、プライベートチェーンは管理者がいないと取引が成立しないシステムを取っているンダヨ。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

一般的に広く認識されているブロックチェーンの仕組みは、パブリックチェーンってことになるのかな?

カネット XXX(表情名入力)カネット

そうなるネ。じゃあまずはパブリックチェーンのメリット・デメリットから見てイコウ。

パブリックチェーンのメリットとデメリット

次に、パブリックチェーンのメリットとデメリットについて確認していきましょう。

パブリックチェーンのメリット

パブリックチェーンのメリットは以下の3つです。

  • 改ざんが困難で信頼性が高い
  • 外部からの攻撃に強い
  • 中央管理者がいないので、民主的な運営ができる

パブリックチェーンは、不特定多数のネットワーク参加者によって取引データが承認されるので、恣意性が介入する余地がなく、公平性が高い特徴があります。

すべての取引記録が複数の端末に保存されており、誰でも見られる状態であることから、改ざんが難しいのです。

また、パブリックチェーンには中央管理者がおらず、1つの端末が攻撃されたとしても取引データは承認されるので、外部からの攻撃に強いメリットがあります。

さらに、不特定多数のネットワーク参加者によって運用される民主的な仕組みであるため、特定の人だけでシステムが管理されることはありません。

パブリックチェーンのデメリット

一方、パブリックチェーンのデメリットは以下の3つです。

  • 取引の承認に時間がかかる
  • 手数料が高い
  • システムの変更が困難

パブリックチェーンの場合、不正な取引がないかを確認しながら、取引データを1つのブロックにまとめて承認する作業には膨大な計算が必要です。

そのため、取引量が多くなると承認作業が追いつかなくなり、承認に時間がかかるのです。

パブリックチェーンでは、高い手数料を支払ったデータから優先的に処理されるので、取引量が増えたときなどは、手数料の高騰が起こる可能性もあります。

また、不特定多数の参加者によって運営されているので、システムの変更が難しいのもデメリットです。

参加者の意見が一致しない場合は、システムに問題があっても変更できない可能性があります。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

なるほど~。パブリックチェーンは管理者がいない分、外部からの攻撃にも強いけど、手数料が高くなったりシステムの変更が難しいというデメリットもあるんだ。

カネット XXX(表情名入力)カネット

そのデメリットを補うのがプライベートチェーンと言えるネ。じゃあ、プライベートチェーンのメリット・デメリットも確認しておこウ!

プライベートチェーンのメリットとデメリット

続いて、プライベートチェーンのメリットとデメリットについて確認していきましょう。

プライベートチェーンのメリット

プライベートチェーンのメリットは以下の3つです。

  • 取引の承認が早く、手数料が低い
  • 管理がしやすい
  • システムの問題に対処しやすい

パブリックチェーンの場合、誰でもネットワークに参加できますが、処理能力には個人差があるので、承認作業の効率が悪くなる可能性もあります。

しかし、プライベートチェーンは、中央管理者が許可した、処理能力の高い参加者だけが取引データを承認できるので、効率的に処理できるのです。

あらかじめ承認者を指定しているので、承認作業に報酬を支払う必要がなく、手数料を低く抑えられます。

また、ネットワーク参加者を指定することにより、管理がしやすいメリットもあります。

さらに、ブロックチェーンの仕様に問題が発生しても、中央管理者がいるため、迅速な意思決定が可能で対処しやすいのも特徴です。

プライベートチェーンのデメリット

一方、プライベートチェーンのデメリットは以下の3つです。

  • 外部からの攻撃に弱い
  • 不正や改ざんの可能性がある
  • 中央管理者に権力が集中してしまう

プライベートチェーンは、中央管理者が全体を管理しているため、中央管理者が攻撃をされると運用できなくなる可能性があります。

また、ネットワークの参加者を限定しているため、効率よく処理ができる反面、参加者同士が手を組むことで、データの不正や改ざんにつながる恐れもあるのです。

さらに、中央管理者に権力が集中してしまい、民主的な運営ができなくなるリスクもあります。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

プライベートチェーンは中央集権的になる分、仮想通貨として中立的な運営が難しくなるデメリットもあるんだね。

カネット XXX(表情名入力)カネット

ただ、やはり中心管理者がいるからこそ素早い承認ができたり、トラブルへの対処も迅速にできるというメリットがあるヨ。それぞれの良い点を活かすことでうまく使い分けるのが大切ナンダ。

プライベートチェーンを使った代表的なサービス

最後に、プライベートチェーンを使った代表的なサービスを2つ紹介します。

リップル

リップルは、プライベートチェーンを採用している代表的な仮想通貨。

時価総額はビットコイン、イーサリアムに次ぐ第3位(2018年5月28日現在)で、国際送金への活用が期待されています。

リップルは送金や決済に特化した仮想通貨で、開発したRipple社が選んだ企業などが取引の処理や認証を行います。

リップルの特徴は処理速度の速さです。取引の処理に必要な時間はわずか数秒で、手数料を低く抑えられるメリットもあるのです。

また、法定通貨同士を仲介するブリッジ機能があり、国際送金の処理速度向上とコスト抑制のために、世界中の金融機関が送金実験を行っています。

Mijin(ミジン)

ミジン

引用元:mijinについて

Mijin(ミジン)は、仮想通貨取引所ザイフを運営するテックビューロ社が開発した、ブロックチェーン技術を使った汎用プラットフォームです。

管理者が指定した人だけが、ネットワークに参加できるプライベートチェーンを採用しています。

Mijinは「金融機関のインフラコストを1/10未満に削減すること」をミッションに掲げており、金融機関から個人デベロッパーまで、300社以上への導入実績があるのです。

ブロックチェーン技術を使うので、高価なハードウェアを用意する必要がなく、処理速度の速さと安全性を、コストを削減しながら実現できるのが強みです。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

決済取引の場合は不正や改ざんをしっかり管理できるパブリックチェーン、企業のシステムに応用する場合は素早く処理できるプライベートチェーンが相性よさそうよね。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

両方のメリットとリスクをしっかり理解しておけば、投資する通貨選びの参考にもなりそうだね。

カネット XXX(表情名入力)カネット

その通りダヨ。ブロックチェーン技術は仮想通貨の土台となるものだカラ、投資する通貨にどちらのチェーンが使われているか、しっかりとチェックしておこうネ!

パブリックチェーンとプライベートチェーンの違いを理解して、仮想通貨の取引をしよう!

仮想通貨の運用を支えるブロックチェーン技術は、パブリックチェーンとプライベートチェーンの2つに大別されます。

パブリックチェーンは、中央管理者が不在で外部からの攻撃に強く、不正や改ざんが困難な仕組みですが、取引の承認に時間がかかるデメリットもあります。

一方、プライベートチェーンは中央管理者が存在するので、取引データを効率的に処理できますが、不正や改ざんのリスクもあります。

パブリックチェーンとプライベートチェーンの違いを理解して、仮想通貨の取引をしましょう。