仮想通貨レンディングの仕組みとは?金利や貸出期間を取引所ごとに比較

仮想通貨レンディングの仕組みとは?金利や貸出期間を取引所ごとに比較

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

そういえば、銀行には定期預金とか、利子でお金を増やす方法があるけど、仮想通貨にはそんなのないのかしら?

カネット XXX(表情名入力)カネット

あるヨ!仮想通貨を取引所に預けておくと、金利がもらえるシステムを「レンディング」というンダ。今日は、レンディングについて詳しくみていこウ!

仮想通貨投資には一般的な現物取引、レバレッジをかけられる信用取引など、さまざまなものが仮想通貨取引所によって用意されています。

そうした取引タイプのものとは違った儲け方が「レンディング」といって、取引所を通じて仮想通貨を貸し出すものです。

ここでは、仮想通貨レンディングのメリットやデメリット、レンディングを行っている仮想通貨取引所はどこなのかなどについて詳しく説明します。

仮想通貨レンディングの仕組みとメリット

仮想通貨レンディングとは上述のように取引所を通じて仮想通貨を貸し出し、その金利によって利益を得る仕組みになっています。

取引所に預けておくだけで仮想通貨が増やせる、金利が高い、手続きが簡単ですぐに始められるなどのメリットがあります。

仮想通貨レンディングとは?

なぜ取引所を通じて仮想通貨を貸すようなサービスが成り立つのかというと、同じ取引所を利用している人の中に借りる必要がある相手がいるからです。信用取引を行っている人です。

信用取引の中には、一時的に仮想通貨を借りて売り、価格が下がったところで買って利益を得る「ショート」と呼ばれる取引があります。相場が下落局面にあるときでも、利益を得られる方法です。

レンディングは、この貸し出す仮想通貨を提供する仕組みです。個人間ではなく、取引所を通じて貸し借りを行うため、貸す方にとっては仮想通貨の流れに透明性が得られるというメリットがあります。

また、レンディングは取引所を通じて仮想通貨を貸す形になりますので、借りた相手はそのまま逃げるわけにはいかなくなります。つまり、取引所がある限り、仮想通貨はほぼ確実に返ってくるのです。

預けておくだけで仮想通貨が増やせる

仮想通貨レンディングのメリットのひとつは、取引所に預けておくだけで仮想通貨を増やせることです。頻繁に取引を行う必要がないので、時間がない人向きだと言えます。

仮想通貨は株や債券などと比較すると、値動きが激しいとされています。一瞬の売り時や買い時を逃すと、次がなかなか来てくれないという事態も考えられます。

このため、時間がある限りコンピューターやスマートフォンの前にいなければ不利な場合があります。特殊注文ならば張り付きにならなくてもいいですが、長期にわたって放置というわけにはいきません。

しかしレンディングの場合、取引所に仮想通貨を預けている期間は、基本的に放置しておけばいいのです。手間をかけることなく、仮想通貨が増やせる仕組みになっているのです。

最大5%と非常に金利が高い

仮想通貨レンディングによって得られる金利は、年利換算で最大5%です。さまざまな金融商品を見ると、この金利はかなり高いものなのです。

普通預金の場合、大手都銀だと年利0.001%というのがほとんどで、一部ネット銀行の0.15%という金利が「破格」だとして記事になるレベルです。定期預金の利率も、最も高いところで0.20%程度です。

年利換算で金利5%というと、最も金利が高い定期預金の50倍にもなるのです。いかに金利が高いか、理解していただけたのではないでしょうか。

手続きが簡単ですぐに始められる

レンディングというと何やら難しいもののように思う人もいるでしょうが、手続き自体はすべてネット上で行うことができますので、それほど難しいものではありません。

しかも、ネット上の手続きですから、いつでも始められます。実店舗まで出向いて手続きを行う時間が節約できるのは、メリットと言っていいでしょう。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

最大5%の金利って、すごく魅力的だなぁ!例えば、100万円預けておけば、何もしなくても1年後に5万円増えるってことでしょ?

カネット XXX(表情名入力)カネット

シンプルに考えればそういうコト。銀行の預金でもありえない金利を得られるのがレンディングのメリットだけど、実はリスクもあル。しっかり確認しておいテ。

仮想通貨レンディングのリスクと注意点

ただ、仮想通貨レンディングにもデメリットがないわけではありません。ハッキングなどによって仮想通貨取引所が破綻した場合、貸し倒れのリスクがあります。

また、高騰・暴落時に通貨を動かせなかったり、途中解約すると手数料がかかるというデメリットもあります。レンディングによって得た利益についても、税金がかかってしまいます。

貸し倒れのリスク

レンディングが返済を保証しているといっても、保証しているのはあくまでも仮想通貨取引所です。ですから、もしその取引所が破綻してしまうと、当然のことながら返済は保証されません。

銀行などの金融機関では、破綻しそうだと前もってわかりますが、仮想通貨取引所は違います。ハッキングによって大きな被害を受けると、安全性が高いとされていた取引所でも破綻する可能性があるのです。

仮想通貨取引所が破綻すると、貸した仮想通貨が戻ってこず、貸し倒れになってしまうリスクがあることはしっかりと把握しておきましょう。

高騰・暴落時に通貨を動かせない

仮想通貨レンディングでは一定の期間、取引所に仮想通貨を貸し付けておく形になります。その期間がすぎるまで、仮想通貨を動かすことはできません。

これは放置しておくだけで利息が入ってくるというメリットの半面、何があろうが自由に仮想通貨を動かすことができないというデメリットにもつながります。

例えば、貸し付けていた仮想通貨がいきなり暴騰し、売却すれば大きな利益が確定するような局面になった場合でも、レンディングを行っていると仮想通貨が動かせないのです。

動かせる状態になったときには、すでに価格が下落している可能性が高く、機会損失になってしまう可能性があるのです。

途中解約に手数料がかかる

レンディングを行っているときでも、仮想通貨を全く動かせないわけではありません。レンディングを途中解約すれば、売却が可能になります。ただ、途中解約には手数料がかかります。

そして、その金額は決して安くはありません。ある取引所は解約手数料が5%必要ですが、仮に1BTCを貸していたとすると、1BTC=80万円なら4万円にもなるのです。

これだけのお金を払ってでも利益確定したいような状況になることはありえないことではないのですが、それでも4万円はかなり痛い出費だと言えます。

レンディングで得た利益にも税金がかかる

仮想通貨で得た利益は、全て課税の対象になります。

ですから当然、レンディングによって得られた利息についても税金はかかってきます。しかも、税制上は必ずしも有利とは言えない「雑所得」に分類されます。

取引によって儲けようが、レンディングによって儲けようが、雑所得として税金がかかることに変わりはありません。そのため、レンディングは節税対策にはならないと考えていいでしょうね。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

レンディングで一度預けた仮想通貨は、満期になるまで動かせないというデメリットがあるのね。解約にも手数料がかかるみたいだし…。

カネット XXX(表情名入力)カネット

ただ、そこまで急いで仮想通貨を動かしたいときがあれば別の取引所とかで通常の取引をしてもいいシ、はじめからガチホが目的ならそこまで大きなデメリットでもないカナ。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

僕はあまり頻繁にトレードするつもりもないから、向いてるかも!どの取引所が対応しているの?

仮想通貨レンディングに対応した国内の取引所

現在、国内の仮想通貨取引所で行われているレンディングとしては、ビットバンク(bitbank)の「仮想通貨を貸して増やす」、GMOコインの「貸仮想通貨」の2つがあります。

取引所ごとのサービス内容を比較

ビットバンクとGMOコインのサービス内容は、以下の表のようになっています。それぞれ、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
 

 ビットバンクGMOコイン
取り扱い通貨数1種類5種類
金利(年利換算)3~5%5%
申込単位1BTC10BTC
50BCH
100ETH
300LTC
100,000XRP
貸出期間1年90日間(BTC)
150日間(それ以外)

ビットバンク

申込単位がGMOコインと比べて小さく、所有している仮想通貨が少なくてもレンディング可能なところがメリットと言えます。

デメリットとしては取り扱っているのがビットコインのみということ、金額が小さいと利率が低くなること、貸出期間が1年と長いことなどが挙げられます。

GMOコイン

5種類の仮想通貨に対応しており、利率が年利換算で5%固定と高めなのがメリットです。貸出期間がビットバンクと比べて短めというのも、メリットと言えそうです。

デメリットとしては、申込単位がビットバンクより大きいことです。10BTCは日本円だと数百万円ですから、かなり儲けている人でないとレンディングを行うことができません。

では、それぞれのサービス内容を詳しくみていきましょう。

ビットバンク(bitbank)の「仮想通貨を貸して増やす」

ビットコインを対象としたレンディングです。2018年5月にサービスが開始され、現在でも毎月、参加者募集が行われています。

サービス内容

申込単位は1BTCで、1~25BTCの間で申し込むことができます。申し込みは毎月行うことができるので、25BTCを申し込んだ翌月に、再び25BTCを申し込むようなことも可能です。

金利

下の表のように、レンディングを行う金額によって利率が変わってきます。金額が大きいほうが、金利も高くなるシステムですね。

金額金利
1BTC以上5BTC未満3%
5BTC以上10BTC未満4%
10BTC以上5%

対応通貨

現時点ではビットコインのみですが、今後ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコイン、リップル、モナコインへの対応を予定しています。

貸出期間

貸出期間は1年間で固定となっています。例えば、2018年10月1~31日に申し込んだ場合、満期日はいずれも2019年9月30日となります。

利用方法

アカウントにログインしたあと「貸して増やす」を選び、注意事項に目を通したらスタートボタンをクリック、あとは希望する貸出数量を入力しましょう。

GMOコインの「貸仮想通貨」

2018年4月と7月にビットコイン、5月にアルトコイン4銘柄を対象に行われました。

サービス内容

下の表のように、各仮想通貨や募集時期によって申込単位や最小・最大数量が異なっています。ビットバンクと比較すると、まとまった数量でしか申し込めません。

銘柄申込単位最小・最大数量
ビットコイン10BTC10~100BTC(4月募集)
10~200BTC(7月募集)
ビットコインキャッシュ50BCH50~500BCH
イーサリアム100ETH100~1,000ETH
ライトコイン300LTC300~3,000LTC
リップル100,000XRP100,000~1,000,000XRP

金利

ビットバンクとは違い、金額にかかわらず年利換算で5%相当となっています。利息を多く得るために、多額の仮想通貨をレンディングしなければならないということはありません。

対応通貨

ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコイン、リップルの6銘柄に対応しています。現時点ではビットバンクより多めです。

貸出期間

4月と7月の募集は90日間、5月の募集では150日間となっていました。今後、募集が行われた場合、貸出期間がどのぐらいになるかは分かりません。

利用方法

GMOコインのお問合せフォームから申し込みます。件名欄に「貸仮想通貨の応募」、説明欄に個人情報と貸出希望数量を書いて送信し、返事を待ちます。

現時点では4回目のアナウンスはありませんが、今後募集が行われる可能性はありますので、こまめに公式サイトをチェックしておきましょう。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

国内だと今のところ2つの取引所だけがレンディングに対応しているのね。

カネット XXX(表情名入力)カネット

そうなんダ。ただ申込単位が大きめなのがネックかもネ。特にビットコインは1枚でもかなりの金額になってしまっているカラ、そこはしっかり資産と相談シテ!

海外取引所でも仮想通貨レンディングが可能

海外の仮想通貨取引所でも、レンディングを行うことは可能です。代表的なものとしてはポロニエックス(Poloniex)、ビットフィネックス(Bitfinex)などがあります。

ポロニエックス(Poloniex)

ビットコインをはじめ12銘柄に対応しており、貸出期間は2~60日となっています。ドージコイン(DOGE)やモネロ(XMR)など、日本の仮想通貨取引所では扱っていない銘柄もあります。

問題は年利が必ずしも高くないことです。年利換算で平均2.2%ならば、銘柄にこだわらない限り、ビットバンクやGMOコインを利用した方がいいかもしれません。

ビットフィネックス(Bitfinex)

こちらはポロニエックスよりも多い14銘柄に対応しており、貸出期間は2~30日です。利率が年利換算で平均12%と、日本の仮想通貨取引所より高くなっているというメリットがあります。

ただ、利用に当たっては1万ドルのデポジットが必要になります。100万円オーバーという金額は、かなり敷居が高いのではないでしょうか。

海外取引所を利用する際の注意点

海外の取引所で注意すべきことは、日本語対応が不十分な点とハッキングリスクです。また、海外の取引所は将来的に日本人が利用できなくなる可能性もあります。

日本語対応

海外の取引所は、基本的に日本語に対応しておりません。利用に当たっては、ある程度の英語力が必要になることを留意しておきましょう。

ハッキングリスク

海外の取引所では、ハッキング被害が相次いでおります。ハッキングによって仮想通貨が流出した場合、基本的に自己責任になってしまいます。

今後利用できなくなる可能性

海外の取引所に対して金融庁が警告を行っていることもあり、最近になって日本人の利用ができなくなっている取引所が増えています。

現在は日本人が利用できても、いつ利用できなくなるか分かりません。利用ができなくなると、レンディング解約による手数料の支払いが生じる可能性もありますので、注意しましょう。

カネット XXX(表情名入力)カネット

レンディングなら預けておくだけで金利がもらえるけど、取引所の破綻リスクもあル。そこはしっかり考えたうえで利用するようにしよウ!

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

そうだね。100%安全な取引所はないし、大量にビットコインを預けておいて破綻…なんてこともなくはないってことか。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

リスクを理解したうえで、投資スタイルに合わせて利用するのがベストってことね!

仮想通貨のレンディングは長期保有に便利!(まとめ)

仮想通貨を貸しているだけで利息が入ってくるレンディングは、こまめな取引をしない所謂「ガチホルダー」に向いているサービスだと言えます。

こまめに取引を行っている人にとっては必ずしも向いているとは言えませんので、あなたの投資スタイルに合わせて利用するかどうかを検討しましょう。