仮想通貨取引に必要な手数料とは?入金・売買・送金・スプレッドまで解説

仮想通貨取引に必要な手数料とは?入金・売買・送金・スプレッドまで解説

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

100円で買った仮想通貨が110円になってるから売ろーっと

カネット XXX(表情名入力)カネット

ちょっと待ってサトシくん!その売却……もしかしたら損するかもしれないヨ!

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

えっ、値上がりしてるのに損するってどういうこと?

カネット XXX(表情名入力)カネット

取引所で仮想通貨取引をする時は、手数料がかかるんダ。仮想通貨を売り買いするときは、この手数料のことも考えないといけないんだヨ

仮想通貨での取引をする時に、忘れてはいけないのが「手数料」の存在です。

取引所を通じての仮想通貨のやりとりには、取引の内容に応じてさまざまな手数料が掛かります。ほとんどは負担に感じるほどの金額ではありませんが、中には注意を要する手数料もあります。

また各種の手数料は取引所ごとに違いがあり、取引所を選択する時の目安にもなります。

ここでは取引所ごとの詳細ではなく、仮想通貨で取引を始める上でまずは必要になる、基本的な手数料の仕組みについて説明します。

資産を有効に活用する上で大切なことなので、しっかりと理解しておいてください。

取引所で掛かる主な手数料

仮想通貨の取引には「現物取引」と「証拠金取引(先物取引など)」との2つがあります。

それぞれ取引の内容によって各種の手数料が設定されていますが、ここでは仮想通貨初心者でも簡単に始められる、現物取引に限定して説明を進めます。

現物取引を行う場合は通常取引所を利用するか、一般的には取引所内に併設されている販売所を使うことになります。

その時に発生する手数料は、主にこれから説明する4種類です。

取引所(販売所)の主な手数料

  • 売買手数料(取引手数料)
  • 入出金手数料
  • 送金手数料
  • スプレッド

最後のスプレッドに関しては、手数料とは違った性質のものですが、取引上で特に注意を要する仕組みなので、今回は手数料の一種として扱います。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

取引所の手数料ってこんなにかかるんだ……

カネット XXX(表情名入力)カネット

ソウダヨ。だから、仮想通貨を売るときはこれらの手数料を上回る利益が出た時に売らないと損をするんダ

取引所で行われる取引の概要

それぞれの手数料について説明を始める前に、取引所で行われる取引の簡単な流れと、その中のどのシーンで手数料が発生するのかを確認しておきましょう。

仮想通貨の取引の流れ

①アカウントの取得~口座開設
仮想通貨での取引を始めるためには、まず取引所を選んでそこにアカウントを登録し、自分専用の口座を開設することになります。

通常現金を出し入れしている銀行口座などを登録して、取引所側で承認されれば実際の取引を始めることができます。

この時に必要な手数料などはありません。どの取引所でも口座の開設は無料でできます。また年会費のように、口座の維持費が掛かることも一切ありません。

②現金の入金と出金
まず仮想通貨を買う時には現金が必要になりますが、その現金は登録した銀行の口座から、取引所の自分の口座に入金することになります。

この時には銀行で所定の振り込み手数料が必要です。他にもコンビニから入金するなど、入金方法はいくつかありますが、その場合にも所定の「入金手数料」が掛かります。

仮想通貨を売って現金が入った時など、取引所の口座からその現金を出金する場合にも「出金手数料」が必要です。なお、出金した現金は銀行の口座に振り込まれます。

③仮想通貨の売買
仮想通貨を売買する時には、その取引ごとに「売買手数料」が掛かります。ただし取引所と販売所では手数料の仕組みが違うので、詳しい内容は後ほど説明します。

取引ごとに売買手数料が発生するのは取引所の方で、料金は取引金額によって割合が異なります。またそれぞれの取引所によっても手数料は違うので、詳しくは各取引所のサイトで確認してください。

④仮想通貨の送金
仮想通貨を現金の代わりに送金する場合にも、銀行と同じような「送金手数料」が掛かります。

送金は通常ビットコインで行われますが、取引所によってはアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の送金も可能です。

最近では仮想通貨を使って買い物できるサービスも増えていますが、この場合の支払いは送金と同じ流れとなり、送金手数料がかかることになります。

仮想通貨の取引所で行われるのは、口座開設後は主に②~④の3つの取引です。ここからそれぞれの取引で発生する手数料について、詳しく確認してみましょう。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

登録、入金、売買、送金は仮想通貨取引所を使うときの基本の流れだよね。僕はあんまり送金したことはないけど

カネット XXX(表情名入力)カネット

手数料がかかるのは登録時以外の全てだネ。どの手数料も取引所によって価格差があるヨ

入金手数料と出金手数料

取引所の口座に現金を入出金する場合ですが、取引所ごとにその方法や手数料には違いがあります。金額的に小さいとはいえ経費節減のため、各取引所の手数料を比較しておいたほうが良いでしょう。

取引所への入金手数料

仮想通貨を買うためには、取引所の自分の口座に現金を準備する必要があります。口座に現金を入金する方法は、銀行振り込みかコンビニでの入金が一般的です。

入出金

取引所の口座に現金を入金する時には、どの取引所でも入金手数料は基本的に無料です。ただし銀行からの入金は振り込みと同じ扱いになるため、金額ごとに設定された振り込み手数料が掛かります。

しかし中には「住信SBIネット銀行」のように、いくつかの取引所と提携している金融機関では、そこから取引所への入金が無料になるなどの優遇サービスもあります。

手数料

取引所への入金は、口座への入金が反映されるまでに少し時間が掛かることがあります。そんな時に便利なのが「クイック入金」のシステムです。

この場合振り込み手数料に「クイック入金手数料」が加算されますが、口座への入金がすぐに反映されるため、急ぎの取引などでは役に立つでしょう。

銀行以外から取引所に入金する時には、コンビニ入金が最も手軽。この場合には振り込み手数料が掛からない代わりに、クイック入金とほぼ同額の入金手数料が掛かります。

コンビニ入金とクイック入金は、対応していない取引所もあるので事前の確認が大切です。

取引所からの出金手数料

取引所の口座から現金を出金する時にも、所定の「出金手数料」が必要です。

金額的には銀行の振り込み手数料と同程度ですが、取引所によってかなりバラつきがあります。また出金する金額によっても手数料は変わるので気をつけましょう。

入金時と同じように、取引所と提携している金融機関への出金であれば手数料が安くなるサービスもあります。さらに、取引所によっては出金手数料が無料の場合もあるので確認しておくといいでしょう

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

出金手数料って結構大きくバラつきがあるんだね。無料の所もあるみたいだけど

カネット XXX(表情名入力)カネット

出金手数料が無料でも、他の手数料が高いこともあるから、総合的に見て判断しようネ

売買手数料

取引所での取引で最も重要度が高い手数料が、仮想通貨を売ったり買ったりする時に掛かる「売買手数料」です。売買手数料は取引形態によっても若干違うので、初めに取引所での売買の仕組みを簡単に説明しておきましょう。

取引所の基本は「板取引」

取引所で仮想通貨を売買する場合、各取引所のサイトにある「取引所」のページで取引を行います。このページに表示されるのが、通称「取引板」と呼ばれる売買金額の早見表です。

BF 板

売りたい人の提示金額と数量が「ASK」と書かれた一覧に並んでいて、これを「売り板」と呼び、一方買いたい人の提示金額と数量は、「BID」と書かれた「買い板」に並んでいます。

仮想通貨を売買する時は、この取引板を見ながら金額と数量を提示するのです。

この「板取引」には、大きく2つの注文方法があります。

1つめの「成行注文」は、現在取引板に表示されている金額で、すぐに売買を成立させたい時の注文方法。

もう1つの「指値注文」は、取引板に表示されている金額よりも高く売りたい時や、安く買いたい時のための注文方法です。

さらに自分の希望する価格で売買したいユーザーを「メイカー(Maker)」と呼び、取引板にある価格で売買注文を出すユーザーを「テイカー(Taker)」とも呼びます。

簡単に言えば指値注文する人がメイカーで、成行注文する人がテイカーだと考えれば良いでしょう。

取引所での売買では、メイカーかテイカーかによって手数料が変わる場合もあるので、その取引方法の違いはしっかりと理解しておきましょう。

通常はメイカー手数料のほうが、安めに設定されている取引所がほとんどです。

取引所ごとに違う売買手数料

取引所を通して仮想通貨を取引する場合には、仲介手数料のような意味での売買手数料が発生します。売買手数料は取引した金額に対して、一定の割合を取引所に支払う仕組みです。

ところがこの売買手数料は、各取引所によって設定にかなりの違いがあり、大きく3つのパターンに分かれています。

①一定の割合の売買手数料がかかる取引所
ビットフライヤーなどの取引所では、取引直近30日間の取引量によって異なる、スライド式の売買手数料が設定されています。このパターンでは取引量が多いユーザーほど、手数料負担が少なくなる仕組みになっています。

現在ビットフライヤーの場合、0.01%から0.15%まで細かく手数料の割合が設定されていますが、他の取引所もほぼ同程度と考えて良いでしょう。

BF 手数料

②売買手数料が無料の取引所
GMOコインやビットポイントなどでは、基本的に売買手数料が掛かりません。取引で得た利益は全て自分の物になるわけですから、これは非常に魅力的なシステムです。

他の取引所でも最近は、売買手数料を無料にする所が増えています。

③マイナス手数料の取引所
売買手数料が無料の取引所の、さらに上を行くのがマイナス手数料の取引所です。現在ザイフとビットバンクなどの取引所で、このマイナス手数料を設定しています。

売買手数料がマイナスということは、取引をするたびに取引所からユーザーに手数料が支払われるということです。

割合としては0.01%から0.05%程度ですが、取引をするごとに収入が増えるわけですから、実に画期的で魅力的なシステムだと言えるでしょう。

仮想通貨の種類によっても違う売買手数料

売買手数料はビットコインでの取引と、それ以外のアルトコインでの取引によっても設定が違います。通常はどの取引所でも、ビットコインでの取引が優遇されています。

ザイフのように売買手数料がマイナスの取引所でも、アルトコインでの取引では逆に手数料が必要になる場合もあるのです。

ビットフライヤー手数料2

例え1回あたりはわずかな手数料でも、取引の金額が大きくなったり取引の回数が増えたりすれば、それだけ負担は増えてしまいます。

取引所を選ぶ時には、売買手数料も大きな選択肢の1つになるのは間違いないでしょう。

カネット XXX(表情名入力)カネット

頻繁に売り買いする人には1番大事な手数料だネ。この取引手数料をどう考えるかで、利益が大きく変わってくるヨ

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

自分で希望価格を注文する人の方が取引手数料が安いんだね。じゃあ、成行注文より指値注文した方がオトクなのかな

カネット XXX(表情名入力)カネット

そうだネ。板の流れを作るメイカーの方が手数料は安くなる傾向があるヨ

送金手数料

仮想通貨の取引をするようになると、他の取引所に対して現金ではなく仮想通貨で送金するケースも出てきます。

この時に「送金手数料」が掛かりますが、知識がないまま安易に送金を繰り返すと、予想外の金額になることがあるので注意が必要です。

意外に高いビットコインでの送金手数料

現在仮想通貨で圧倒的なシェアを誇っているビットコインですが、他の取引所に送金をする場合最も割高になってしまう可能性があります。

これは最近になってビットコインの取引が増加したため、各取引所がビットコインでの送金手数料を値上げしたためです。

しかもビットコインでの送金は、送金手続きの完了までに時間が掛かるというデメリットも抱えてしまいました。

詳しい金額は各取引所の公式サイトで確認してください。

手数料一覧2

アルトコインに換金してからの送金が低コスト

海外の取引所へ送金するときは、ビットコインからリップルなどの送金手数料が安い仮想通貨に換金してから送る方法があります。

国内の取引所で扱っている仮想通貨の種類には限りがありますが、送金手数料は仮想通貨の種類によって違うのです。

しかもそれぞれの通貨は日々レートによって動いているので、その時に最も低コストの送金方法を探すのがベストでしょう。

また送金手数料は取引所ごとに違います。中にはビットポイントのように、送金手数料が無料の取引所もあるので比較してみてください。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

アルトコインに換金してからの送金が安いのはなんで?

カネット XXX(表情名入力)カネット

ビットコインの送金手数料は、ビットコイン0.001BTC前後のことが多いヨ。ビットコインが100万円だと考えるとだいたい1000円くらいが送金手数料になるんダ

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

うわ!すごく高い!これはビットコインの価格が1番高いからそうなってるのかな

カネット XXX(表情名入力)カネット

実は、ビットコインは送金する人が多いから、送金づまりというものを起こしてるんダ。ようは中々着金されない状況が続いてるせいだネ。そのせいで手数料が高くなってしまっているんダ

販売所でのスプレッドとは?

ここまでは取引所での手数料について確認してきましたが、最後に販売所の取引での手数料について説明しておきます。

販売所では仮想通貨の種類を問わず、売買手数料は無料です。ほとんどの販売所は取引所に併設されているので、販売所での取引はユーザーと販売所との間で行われます。

それなら販売所で売買したほうが、低コストで取引できるように思えますが、実は手数料以外の部分でデメリットがあるのです。

ビットコイン販売所

販売所の取引ページを開くと、現在の購入価格と売却価格が大きく表示されています。上記の画像を見ると大きな価格差があることが分かりますよね。
この価格差が「スプレッド」です。

販売所では仮想通貨を売る価格よりも、買う価格のほうがかなり高めに設定されているのです。これが販売所の利益となるため、スプレッドも手数料の一つと考えて良いでしょう。

スプレッドは仮想通貨の相場に合わせて変化する上に、販売所ごとに設定割合も違います。また仮想通貨の種類によっても差が出ます。

販売所での取引は大口で急ぎの取引には向いていますが、一般ユーザーの小口の取引には向いていません。資産運用が目的であれば、取引所での売買をおすすめします。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

あ、ほんとだ。チャートに出てる価格と購入価格に違いがある

カネット XXX(表情名入力)カネット

この差がスプレッドだヨ。一律何円って設定されてるワケじゃないケド、価格の急騰や暴落が起きたときや、その銘柄の流通量が少なくなった時はスプレッドが大きくなる傾向があるヨ

手数料に関するその他の注意点

最後にその他でチェックしておきたい、手数料についての細かなルールを付け加えておきます。

取引銀行を上手に利用

1回につきわずか数百円程度の手数料ですが、小さな取引で入出金を繰り返すようなケースが増えると、それだけで無視できない金額の負担になりかねません。

そうした手数料を抑えるためにも、仮想通貨の取引所に登録する銀行を上手に選んで、有効に活用することをおすすめします。

例えば販売所の1つであるGMOコインであれば、住信SBIネット銀行・楽天銀行、またペイジーでの入金なら何回使っても手数料は無料。さらに出金手数料まで無料です。

他にも取引所と一般的な金融機関との提携関係によって、仮想通貨の取引では手数料の扱いに大きな差ができることがあります。

なるべく取引以外での経費を抑えるためにも、口座を開設する取引所とその提携金融機関については、事前に詳しく情報を集めておくことをおすすめします。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

入金手数料が安くなる銀行もあるんだね。僕が持ってるのはジャパンネット銀行だけど、他のネットバンキングも持っておいた方が良いのかな?

カネット XXX(表情名入力)カネット

ソウダネ。ネット銀行は通常の銀行よりも振込手数料が安いことが多いし、同じ銀行宛てなら送金スピードも早いヨ。仮想通貨取引をするなら1~2個くらい持っておくといいカモ!

仮想通貨取引にかかる手数料は事前に確認しておくことが大切!

仮想通貨取引を行うには、「入出金手数料」「売買手数料」「送金手数料」などの各種手数料が必要です。また販売所との取引になると、売買価格差である「スプレッド」も考慮しなくてはなりません。

仮想通貨市場は、まだ仕組みが整えられている最中なので、各種手数料は取引所ごとにかなりバラつきがあります。

購入額だけを気にしていると、手数料の出費がかなりの額になっていたということもあるでしょう。投資による損失を出さないためにも、各取引所の手数料については事前に前に確認しておくことが大切です。

ただし手数料の安さだけで判断するのではなく、信頼できる取引所を選んで、仮想通貨の投資を始めてください。