バージ(XVG)はどんな仮想通貨?特徴や価格推移、役割や将来性を徹底解説!

バージ(XVG)はどんな仮想通貨?特徴や価格推移、役割や将来性を徹底解説!

カネット XXX(表情名入力)カネット

今日は「バージ」という仮想通貨について説明していくヨ。この仮想通貨は驚くべきことに、2017年の1年間で価格が9815倍になったんダ!

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

9815倍!?1万円分買っても、1年で9815万円になったってこと?ひぇ~~~~!

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

すごいわね…そこまで急激に価格が上がるのには何か理由があるのかしら?

仮想通貨バージ(XVG)は、2017年にもっとも時価総額が上昇したことで有名な仮想通貨です。

送金時の情報を隠すことができる匿名通貨であり、仮想通貨利用時のプライバシーが守られることが特徴にあげられます。また、送金スピード自体も非常に優れていることも特徴です。

今回の記事ではバージの仕組みや特徴、将来性について、価格推移に触れながら解説していきます。

通貨名バージ( Verge )
通貨単位XVG
公開月2014年10月9日
発行上限枚数16,555,000,000 枚
アルゴリズムPoW
公式サイトhttps://vergecurrency.com/
公式 Twitterhttps://twitter.com/vergecurrency
ホワイトペーパーhttps://vergecurrency.com/static/blackpaper/Verge-Anonymity-Centric-CryptoCurrency.pdf

バージ(XVG)はどんな仮想通貨なのか

バージ(XVG)は元々、ドージコインダークという仮想通貨をリブランディングして生まれた通貨です。

かつてダークコインと呼ばれたダッシュコインが「x-11」という匿名性に優れたアルゴリズムを採用。それを受け、ドージコインをダークコインのクローンにしようという動きから、ドージコインダークが生み出されました。

バージは、そんなドージコインダークが名前を変えたものであり、匿名性に優れた通貨というわけですね。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

匿名性に優れているってことは、誰が誰にお金を送ったのかわからないってことよね?

カネット XXX(表情名入力)カネット

そうダネ。だから、企業への決済に使う場合などでも、個人情報の流出を防ぐというメリットがあるんだヨ。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

でも、匿名通貨って他にもあるでしょ?バージにはさらに優れた特徴があるってこと?

カネット XXX(表情名入力)カネット

そうなんダ。順番に見てイコウカ!

バージ(XVG)の仕組みについて

バージ(XVG)の代表的な仕組みとして「レイス・プロトコル(Wraith Protocol)」、「アトミックスワップ(Atomic Swaps)」、「RSK(Rootstock)」の3つが挙げられます。それぞれどのような役割を果たすのかを確認しましょう。

レイス・プロトコル(Wraith Protocol)

レイス・プロトコル(Wraith Protocol)は、匿名と非匿名を切り替えるスイッチのような機能のこと。ユーザーが必要に応じて、情報を開示することを可能にします。

例えば、犯罪行為に関わる取引と疑われた場合のみ、非匿名に切り替え、情報を開示できるわけですね。

アトミックスワップ(Atomic Swaps)

アトミックスワップ(Atomic Swaps)はハッシュ値と署名機能を応用して、取引所を介さない個人間での取引を可能にする技術のこと。

これまで、仮想通貨を取引するために取引所などの仲介者を必要としましたが、この技術によって新たな取引の形が示されました。

しかし、この取引の形には、送金時間や手数料の問題もあり、実用化にはまだ時間を要しそうです。

RSK(Rootstock)

RSK(Rootstock)とは、バージのサイドチェーンを活用したオープンソースプラットフォーム。独自トークンを持つことなく、すべてXVGに依存します。

トランザクション処理は400/秒を超え、将来的には2000回/秒を目指しているとのこと。こちらも実用化には至っていませんが、バージ特有の匿名性と処理速度を活かしたアプリケーションが今後開発される可能性もあります。

バージ(XVG)にはどんな特徴があるのか

バージ(XVG)には匿名性が高いという特徴だけでなく、決済が速いというメリットも持っています。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

匿名性が高い

バージ(XVG)は、TORやiP2といった技術を採用。それによって、ユーザーのIPアドレスが公開されず、トランザクション(取引記録)を追跡することもできません

TORとはThe Onion Routerの略称で、「匿名ネットワーク」という意味を持ちます。匿名通信を可能にするもので、ユーザーの個人的なプライバシー、機密通信の自由および能力を保護する目的で開発されました。

一方、iP2はThe Invisible Internet Projectの略称で、「不可視インターネットプロジェクト」という意味を持つもの。

通信の始点と終点、端点間を暗号化することで、通信内容を匿名化するオープンソースソフトウェアです。

バージは、これらの技術を組み合わせることによって、ブロックチェーン技術を用いながら、匿名性を持たせることに成功しました。

決済が速い

バージは、SPV(Simple Payment Verification)という独自技術を用いています。これは、ノードがブロックチェーン全体をダウンロードするのではなく、軽量なブロックのヘッダー部分をダウンロードするだけで済む仕組みです。

つまり、各ノードの所有するデータが必要最低限になり、結果として全体の処理速度が向上します。これによって、匿名性コインの中で、もっとも速いブロック生成速度である0.5分、送金時間5秒を実現しました。

ビットコインの送金平均時間が平均1時間と言われているので、その速度は720分の1ということになります。

可用性と安全性

バージには、Scrypt、Lyra2rev2、blake2s、X17、my-groestlの5つのコンセンサス・アルゴリズムが使われています。

様々なデバイスや環境からマイニングを可能にすることで、マイナーたちの選択性が大幅に拡大。結果として、安全性が向上、マイニング報酬の平等化、スケーラビリティー問題の緩和などに成功しました。

例えば、Scryptは「Lisk」と同じアルゴリズムなので、Liskのマイナーもバージのマイニングに参加が可能です。

このようにアルゴリズムを増やすことで、ハッカーは改ざんのためにすべてのアルゴリズムに対応しなければなりません。それによって、51%攻撃に対しても有効というわけですね。

なお、51%攻撃について詳しくは「51%攻撃で仮想通貨の価値がゼロ(0円)になる?51%問題の真実とは
」で説明しています。

コミュニティーがしっかりしている

仮想通貨が盛り上がりを見せるには、コミュニティーが重要になります。例えば日本産の仮想通貨であるモナコインは2ちゃんねるで大きな支持を受け、そのコミュニティー内の盛り上がりから知名度を大きく上げました。

バージもDiscord。Twitter、Slackなどで優秀なコミュニティーを形成しており、そのメンバーのほとんどがボランティアで運営されています。さらにはその組織自体も寄付金だけで動いているのが特徴です。

この強力なコミュニティーのおかげで、時価総額20位圏内にまで上昇したこともあるほど。それだけ、コミュニティーに重要性があることがわかりますね。

カネット XXX(表情名入力)カネット

バージは海外産の仮想通貨なんだけど、日本のコミュニティがすごくしっかりしてイル。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

私も今みてきたんだけど、遊び心たっぷりでファン心理を掴むのがうまいと思うわ!人気が出るのもわかるわね!

カネット XXX(表情名入力)カネット

そして、はじめにも言った通り、値上がり幅の大きさも見逃せないところダネ。

バージ(XVG)の価格推移

ヴァージ

引用元:https://cripcy.jp/

BTC

引用元:https://cripcy.jp/

バージは、その価格が10日で27倍にまで上昇したこともある通貨です。それだけ期待が寄せられているということなのですが、このような高騰を見せたことには2つの要因が考えられています。

1つ目の高騰要因(A)として考えられるのは、ビットコインをはじめとした仮想通貨全体の値上がりです。バージのようなアルトコインはビットコインとの取引が主流のため、ビットコインの価格変動に大きく影響される傾向があります。

2つ目は有名トレードのジョン・マカフィー氏の発言(B)です。マカフィー氏はアンチウィルスソフト「McAfee」の創業者であり、トレーダーとしても名が知られています。

そんな彼がバージの価格が6ヶ月後に$15まで上がるだろうと発言した、TwitterのDM画像が出回りました。当時は$0.13程度の価格だったバージが一気に買われたことが、急激な高騰につながったと予想されています。

バージ(XVG)の将来性と期待される役割

バージ(XVG)は前述したような独自の特徴があるため、将来性に高い期待が寄せられています。しかし、それゆえにデメリットとなりうることもあるので、注意するようにしましょう。

期待の大きい仮想通貨

バージは前述のとおり、送金スピードや安全面など独自の仕組みを構築しているため、数ある匿名性通貨の中でも一歩先を歩く通貨と考えられています。

しかし、匿名性が高いことでマネーロンダリングなどデメリットが生じる可能性も。それについては、次で詳しく説明します。

マネーロンダリングに使われる恐れ

匿名性が高いがゆえに、マネーロンダリングに使われる恐れがあります。マネーロンダリングとは「資金洗浄」という意味で、犯罪で作り出された裏金などを正当な方法で得た資金のように見せかけることです。

バージは闇市のようにデータが見えないため、犯罪の関与するデータが横行する可能性があります。よって、政府からの規制を受けやすいということも問題点としてあげられるでしょう。

しかし、バージは先ほど説明したレイス・プロトコル(Wraith Protocol)による匿名化を切り替えるスイッチを持ちます。このため、すぐに規制されにくいとも言われています。

サトシくん XXX(表情名入力)サトシくん

10日で27倍に跳ね上がったっていうのもすごいよね。これは、将来に期待できそうな通貨だなぁ!

カネット XXX(表情名入力)カネット

ただ、匿名性の高さから悪用されるリスクも考えられル。となると、政府から規制される可能性もないとは言えないんダ。

モナちゃん XXX(表情名入力)モナちゃん

規制の対象になれば、一気に価格が急落…ということになるかもしれないのね。バージの今後にはしっかり注目しておきたいわ。

将来が期待されるバージ(XVG)に今後も注目しておこう!(まとめ)

バージ(XVG)は匿名性が高いことや決済が速いことなど、独自の特徴を持つ仮想通貨であることがわかりました。

しかし、匿名性が高いがゆえにマネーロンダリングに利用される恐れがあったりとデメリットもあります。

しかし、バージはそうしたデメリットに対峙できる機能も持っており、仮想通貨自体のポテンシャルに期待して損のないものといえるでしょう。今後も、バージがどのような動きを見せるのかに注目です。